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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.83）2019年4月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）「芳華-Youth-」
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」３月のイチオシ記事

・非効率な慣習是正～東京の生コン
東京の生コン業界が非効率な慣習の是正に向けた取り組みを強化する。いっこうに改まらない納入予定キャンセルや残コン・戻りコンなどが安定供給を阻害し、経営にも暗い影を落としているためだ。東京生コンクリート協同組合連合会は来年度、残コン・戻りコン削減を目指し、大規模なキャンペーンを展開する。また、三多摩生コンクリート協同組合は情報システムを使って出荷予定を「見える化」し、キャンセルなどを抑制する。（３月７日付）

・使用量低下に歯止め～生コン
国土交通省が１２日発表した２０１６年度の主要建設資材・労働力実態調査によると、土木部門の請負工事費１００万円当たりの生コン原単位（使用量）は１・８６立方米で、前回調査（１４年度）の１・７３立方米から０・１３立方米（約８％）増加した。ただ、１０年前の０６年度（３・２３立方米）と比べると４２％減っており、低水準であることに変わりはない。（３月２１日付）

「コンクリート新聞」３月の主な見出し
・生コン市況上昇続く
セメントも３２都市でアップ（２月２８日付）
・震度６弱に対応　北海道地区本部
BCPを策定（２月２８日付）
・石灰石骨材に品薄感　首都圏
生コン需要増加で　物流が脆弱化（２月２８日付）
・東部の出荷が３割増
静岡　新東名延伸工事で（２月２８日付）
・超音波で強度推定　飛島建設ら　
脱枠強度管理法を開発（２月２８日付）
・製品の採用を要請　九州PCａ協議会
出荷量が６割減　地整と意見交換（２月２８日付）
・建築工事の好調続く　建築製品４～１２月
コスト転嫁が課題（２月２８日付）
・４社が増収増益　パイル４～１２月
関東で民需が活発（２月２８日付）
・未来の技術を提案　ＪＣＩ中部支部
学生が発表　４校が連携（２月２８日付）
・関東一区　中庸熱出荷拠点を拡充
ゼネコン品種変更　逼迫感やや後退（３月７日付）
・香川で協組連共販
４月から　変動に強い体制構築（３月７日付）
・全国品監　監査受審率９割超え
来年度　５項目を３段階評価（３月７日付）
・８月に７００円値上げ
神奈川協組　輸送コスト上昇（３月７日付）
・官民とも底堅さ続く
セメント内需予想　来年度４３００万トン（３月７日付）
・日本海側が大幅増
生コン１月　好天の影響で（３月７日付）
・環境評価で奨励賞受賞　ＬＣＡフォーラム
太平洋ら３者　廃棄物活用を指標化（３月７日付）
・コンクリート工を支える　専門工事業界のいま（１）
日本建設躯体工事業団体連合会（３月７日付）
・全生連　仕事のやりがい発信
人材確保支援でＰＲ動画（３月１４日付）
・都市部で稼働率上昇　生コン１０～１２月
東京は２１％に到達　民需が寄与（３月１４日付）
・４月から共同操業　稼働４工場に
北渡島協組　１１年かけて５個１（３月１４日付）
・技術力を磨き邁進　大阪兵庫工組
土木暑中コンなど研究　（３月１４日付）
・福島特産品を販売　
太平洋セメント　復興支援マルシェ（３月１４日付）
・床版更新技術を報告
東大ＳＩＰ　東北の長寿命化紹介（３月１４日付）
・管内圧力損失を検証
建築学会近畿支部　圧送の仕組み推定（３月１４日付）
・太平洋セメント　セメント製造で可視化
ＬＣＡ　多様な環境側面を考慮（３月１４日付）
・若手建築家と連携　需要拡大策で
全生連　個性的な住宅実現へ（３月２１日付）
・生コンの耐久性向上　地域の課題解決
品質確保システムの普及で（３月２１日付）
・ＣｆＦＡで塩害抑制
奥村組　ＲＣ構造物に初適用（３月２１日付）
・品監合格工場に限定
福島県土木部　来月仕様書改正で（３月２１日付）
・ダンプ確保へ値上げ
関東の砕石　コンプライアンスも徹底（３月２１日付）
・ＡＬＣ８％値上げ　３年連続で
クリオン　輸送コストの上昇続く（３月２１日付）
・コンクリート工を支える　専門工事業界のいま（２）
一般社団法人日本型枠工事業協会（３月２１日付）
・産官学で海外展開　ＪＩＣＡ
インフラ技術を普及　土木学会と協働（３月２１日付）
・市町村向け手引き作成
北陸ＳＩＰ　短支間橋梁の維持で（３月２１日付）

「コンクリート新聞」３月の特集
・インターロッキングブロック（３月７日付）
・フライアッシュ（３月７日付）
・静岡県（３月７日付）
・東京都の生コン（３月１４日付）
・生コンクリートの品質管理監査（３月２１日付）
・住友大阪セメント関連企業（３月２１日付）
・大阪広域生コンクリート協同組合（３月２１日付）　

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○「高炉スラグ細骨材を用いたプレキャストコンクリート製品の設計・製造・施工指針（案）」の発刊に伴う講習会（札幌会場）
4月24日　会場・北海道大学工学部フロンティア応用科学研究棟（札幌）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○第65回構造工学シンポジウム
4月20～21日　会場・関東学院大学金沢八景キャンパス３号館（神奈川）　　　　　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『芳華-Youth-』
4月12日より新宿武蔵野館　YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
配給：アットエンタテインメント　
監督：フォン・シャオガン　　原作：ゲリン・ヤン
出演：ホアン・シュエン　ミャオ・ミャオ　チョン・チューシー
2017年　中国　135分

中国の1976年は激変の年であった。1月に周恩来が死去、4月に天安門事件、7月に唐山大地震が、そして9月に毛沢東が死去し、文化大革命は終焉を迎える。
本作は、その年に文工団（文芸工作団）に入団するヒロイン、シャオピンが激動の歴史に流されながらも自分を見失わずに生き抜いた半生を描いている。
文工団とは、歌唱、舞踏、演劇等により、人民解放軍の士気を高めるための部隊である。原作者のゲリン・ヤン、監督のフォン・シャオガンも所属していたことがあるという。そのためか、文工団での生活、訓練、慰問などが克明に描かれている。文工団は79年に解散しているが、まるで文工団そのものが出演しているかのような素晴らしい舞踏を見せてくれる。
本作は、ヒロインである17歳のシャオピンが念願の文工団入団が決まるところから始まる。だが、過酷なまでのいじめを受ける。その背景には文革、格差社会がある。父が労働改造所で改造の矯正処遇を受けていることもあるようだ。シャオピンと、彼女にやさしく接してくれたリウ・フォンは異動処分を受け、79年の中越戦争に。仲間の救助で腰を痛めたリウ・フォンは、誤解から伐採部隊へと異動になる。その経過をシャオピンは見ていた。純粋な善が認められない不幸。
野戦病院で負傷兵を看護するシャオピンは、爆撃を受けたショックから精神病院に入る。英雄待遇を受けるものの、見舞いに訪れたリウ・フォンにも反応を示さない。80年、文工団の解散式に招かれたシャオピンは舞踏のリズムに体が反応し、回復に向かうが、リウ・フォンと再会するのは95年の仲間たちの墓参であった。
物語は、文工団、中越戦争を背景にしているが、登場人物の複雑な心理もきめ細かく描いているのは、中国娯楽映画の名匠フォン・シャオガン監督ならではの成果である。リウ・フォンの苦い恋心とシャオピンの味わう文革カースト。華やかに彩る文工団の舞踏と激しい中越戦争シーン。それにしても、アメリカ在住のゲリン・ヤン原作を青春映画のスタイルを借りつつ、文革、中越戦争に翻弄された人々を描いたこの中国映画を、どう評価すればよいのだろうか。

公式サイト：　http://houka-youth.com/
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│編│集│
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│後│記│
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先日、国連の関連機関が主要156か国を対象にした2019年版の「世界幸福度報告書」を発表しました。国民1人当たりGDP、社会保障、健康寿命、人生選択の自由度など６項目を指標として数値化したもので、幸福度ランキングの上位３か国を北欧が占めました。日本は58位と前年から順位を４つ下げ、先進国（Ｇ７）の中で最下位、台湾や韓国よりも順位が下でしたが、世界には貧困や戦乱などで荒廃している国が多数あることを思えば、社会が安定している点でも決して悪い順位ではないでしょう。上記の幸福度とは別に、桜がこれから咲き乱れ、花見に心が華やぐこの時期なら、幸せな気持ちが一段と高まりそう。個人的には花粉症で非常につらい時期なのですが、何とか鼻水、涙目、くしゃみの日々を乗り切ろうと今年も悪戦苦闘中です。（Ｔ・Ｍ）

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