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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.91）2019年11月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）『37セカンズ』
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」１０月のイチオシ記事

・国道にＣＲＣＰ採用、ＩＣＴ舗装の見学会～国交省
国土交通省東北地方整備局秋田河川国道事務所は１日、国道７号のバイパスとなる下浜道路でＩＣＴコンクリート舗装現場見学会を開いた。現在建設中の下浜道路（全長６・２ｋｍ）のうち約３・４ｋｍでスリップフォーム（ＳＦ）工法による連続鉄筋コンクリート舗装（ＣＲＣＰ）を施工している。午前と午後の２回に分けて、生コン、秋田県、市町村、建設業界から約８０人が参加した。国交省がコンクリート舗装の見学会を開催するのは珍しい。（１０月１０日付）

・値上げ姿勢強める～関東一区の生コン
関東一区の各生コン協同組合が値上げ姿勢を強めている。２０１９年に入り１０月までに埼玉中央、神奈川、千葉北部など９協組が販売価格を引き上げた。１２月以降、三多摩、千葉中央、東京地区も追随する。セメント、骨材といった原材料の値上げ、運搬費、廃棄物処理費の高騰が共通の理由だ。一部の協組は働き方改革対応による人件費などの上昇を織り込んでいる。契約取消しやキャンセルの名目で請求している戻りコン料金を見直す動きも出ている。狙いとする残コン・戻りコンの減量化が進んでいないためで、東京地区や三多摩が来年４月から引き上げる。（１０月１７日付）

「コンクリート新聞」１０月の主な見出し
・来春に１０００円値上げ
東京協組　戻りコン料は２倍（１０月３日付）
・２０年度も６２兆円超
建設投資　事務所／倉庫が堅調（１０月３日付）
・生コン　８月出荷は８％減
悪天候、稼働日数減で（１０月３日付）
・全生連常設委員会　委員長に聞く
今年度の活動方針　総務委員会（１０月３日付）
・県内７地区を一本化
和歌山広域協組　次代担う若手に託す（１０月３日付）
・全地区で前年割れ　セメント
８月販売　台風や工程遅れなど（１０月３日付）
・ＪＣＩ　運搬時間延長など提案
生コン　供給空白地域対策で（１０月３日付）
・災復事業テーマに講演
土木ブロック協　事例交え要点解説（１０月３日付）
・東京地区が２割減に　関東一区
上期出荷　端境期で荷動き停滞（１０月１０日付）
・ＢＣＰ絆カード作成　埼玉中央協組
災害／急病に備え（１０月１０日付）
・最新技術、規格を反映
全生連　品管ガイド発刊（１０月１０日付）
・スランプ２区分に　三多摩協組
来春、スライド改定（１０月１０日付）
・広島工組　１０００人が排水体験
ミキサ車を利用（１０月１０日付）
・宮城の特産品を販売
太平洋セメント　復興マルシェで支援（１０月１０日付）
・和歌山広域生コン協組　丸山理事長に聞く
若手主体で協組運営（１０月１０日付）
・横浜協立　田中社長に聞く
台風１５号　破堤でポンプ車被災（１０月１０日付）
・廃プラ利用を強化
セメント　熱エネ代替率引上げ（１０月１７日付）
・土木学会　富山で橋面舗装
中小橋梁を長寿命化（１０月１７日付）
・生コン主導で橋守　気仙沼協組
南三陸町で健全度調査　岩城研が支援（１０月１７日付）
・一極集中の是正を　東海地区
防災／減災対策学ぶ　１００人参加（１０月１７日付）
・吉沢秋田河川国道事務所長に聞く
白舗装の意識高める　ＣＲＣＰ見学会を開催（１０月１７日付）
・生産性向上へ提案　ＰＣ建協
運搬規制緩和も要請　地整と意見交換（１０月１７日付）
・九州大手２社が提携
ヤマウ／ヤマックス　製造受委託などで合意（１０月１７日付）
・生コン相場観変わる
１万５０００円以上が１５都市（１０月２４日付）
・災復／再開発がけん引
上期出荷　福岡、鹿児島で増加（１０月２４日付）
・骨材調達に不安　台風１９号
一部で出荷制限（１０月２４日付）
・生コン値上げ広がる　千葉
西部／北総も追随へ（１０月２４日付）
・次世代の業界を担う　全国大会
吉野会長　青年部と連携強化（１０月２４日付）
・北海道　苫小牧で災復進む
上期出荷　１４協組が前年比増（１０月２４日付）
・強靭な国土を造る　砕石フォーラム
砕石協会　国民の安心確保へ（１０月２４日付）
・東北住友大阪生コン会
１８年ぶり技術会報告開く（１０月２４日付）

「コンクリート新聞」１０月の特集
・砕石フォーラム（１０月１０日付）
・全国生コン青年部（１０月１７日付）
・循環型社会に貢献するセメント産業（１０月２４日付）

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○第38回鋼構造基礎講座「鋼橋の大規模修繕・大規模更新のその後　―現状と関連技術等の開発・採用の動向―　」
11月6日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○施工計画講習会「施工計画のポイントとＩＣＴの動向」2019
11月8日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○土木建設技術発表会2019
11月12日　会場・土木学会　2階　講堂ほか（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○第13回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム
11月14～15日　会場・土木学会　2階　講堂ほか（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○第29回トンネル工学研究発表会
11月28～29日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○[関東支部] 既刊図書講習会「耐震構造の設計－学びやすい構造設計－」
11月18日　会場・建築会館ホール（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針」改定講習会
11月25日　会場・建築会館ホール（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○シンポジウム　「建物の火害診断および補修・補強方法 指針・同解説」の改定に向けて
11月28日　会場・建築会館会議室（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○2019年度日本建築学会支部共通事業「建築基礎構造設計指針」改定講習会（東京会場）
11月29日　会場・砂防会館別館（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

・日本コンクリート工学会
○「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針」講習会
11月14日　会場・ときわ市民ホール（北海道旭川市）
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

○コンクリート構造物の長期性能シミュレーションソフト（LECCAシリーズ）講習会
11月8日　会場・琉球大学　研究者交流施設・50周年記念館（沖縄）
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

・プレストレストコンクリート工学会
○第28回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム（設立60周年記念大会）
11月7～8日　会場・愛知県産業労働センター（ウインクあいち）
詳細はこちら　　http://www.jpci.or.jp/

・セメント協会
○セメント系固化材の利活用セミナー　－セメント系固化材の拡がる用途と役割－
11月7日　会場・くまもと県民交流館パレア（熊本）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jcassoc.or.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『37セカンズ』

2020年2月より新宿ピカデリーほか全国公開
配給：エレファントハウス　
監督・脚本：HIKARI　　撮影：スティーヴン・ブレイハット　江崎朋生　
音楽：ASKA　　編集:トーマス・A・クルーガー　　製作：山口晋
出演：佳山明　神野三鈴　大東駿介　渡辺真紀子　熊篠慶彦　芋生悠　石橋静河　板谷由夏
2019年　日本　115分

これは驚きの詰まった傑作。37秒間、出産時に息をしていなかったため障がいを持って生まれてきた23歳の女性の、自分探しの冒険譚。彼女を取り巻くデリヘル嬢、介護福祉士など多くの人たちが彼女を支え、そして自立へと至る感動作である。
本作は、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出され、観客賞、国際アートシアター連盟賞をダブル受賞、第44回湯布院映画祭、トライベッカ映画祭、トロント国際映画祭、ロンドン映画祭、エルグウナ映画祭、台湾金馬映画祭、ハワイ国際映画祭、ローマ国際映画祭など各国のコンペティション部門あるいは特別招待作品として上映され絶賛の拍手を浴び、現在開催中の東京国際映画祭では10月29日に上映される。
ユマは脳性麻痺を患い、車椅子による生活。シングルマザーの恭子による過剰なまでの面倒看が疎ましい。ユマは友人の漫画家の手助けをしているが、自分の名前で漫画を発表したいと願っている。コミック雑誌の編集長にアダルト漫画の作品を見せると、「作品は良いがリアルさに欠ける。経験がないから妄想でしかない」と言われる。ならば経験しなければと車椅子で歌舞伎町に繰り出すが、見事に失敗。だが、歌舞伎町での障がい者専門のデリヘル嬢や介護福祉士との出会いが新たな扉を開くきっかけとなる。彼らの手助けにより、ユマは実父に会い、ある秘密を教えられ、タイへ飛ぶ。そこでユマはようやく自分を発見する。そして成長し、自立した姿で母親のもとへ戻る。娘を解放することで母親も変革を遂げるのだ。
ユマを取り巻く歌舞伎町の風俗嬢、客引き、ホストなどがみんな良い人ばかり。だがそれは作品の瑕ではない。彼女の成長の手助けとなっている。すべての人たちが彼女の守護神なのだ。
ヒロインのユマを演じるのは、健常者の演技を嫌った監督がオーディションで見出した佳山明。彼女自身も実際に脳性麻痺を患う女性だ。
ちなみに、車椅子の俳優は『おそいひと』（04）、『堀川中立売』（10）の住田雅清がいる。彼も脳性麻痺を患い、不自由な肢体だが、車椅子を操る悪役として強烈な印象を残した。その後の住田の出演作が途絶えているのは残念。余談はさておき、佳山明の明るい前向きなキャラが次回作ではどのような顔を見せてくれるのか楽しみだ。
なお、本作はネット検索では『サーティセブンセカンズ』のタイトルでヒットするが、2月の公開にあたって『37セカンズ』の邦題に決定した。

公式サイト：　http://www.37secondsfilm.com/index_jp.html
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│編│集│
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│後│記│
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現在開催中のラグビーＷ杯日本大会では、日本代表が記憶に残る感動的な試合で初の８強進出を果たしました。かつては大学ラグビー戦で、古豪の伝統校同士が激突する試合をテレビで見ていてワクワクしたものですが、今回は世界の強豪を相手にここまでやってくれたかと素直に驚かされました。筆者もちょっと感化されて、何か運動をやろうかと思いはしたものの、加齢と日頃の運動不足（と不摂生）がたたり、腰や膝も悲鳴を上げている現状では、まずは基礎体力をつけるところから地道にやらないと…それより、ようやく秋らしい季節になってきたし、ちょっとお洒落な店で、美味しいご飯が食べたいものだと気もそぞろな毎日です。（Ｔ・Ｍ）

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