コンクリート新聞社 メールマガジンVol.113
2021/07/28 (Wed) 13:00
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XXXX 様
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▼▲▼ （Ｖol.113）2021年8月号
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毎月28日発行
発行所 株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1 イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2 講演会、セミナー情報
3 文化情報（映画）『祈り～幻に長崎を想う刻（とき）～』
4 編集後記
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1、 「コンクリート新聞」７月のイチオシ記事
・吉野体制３期目始動～全生連
全国生コンクリート工業組合連合会、同協同組合連合会は６月２５日、都内の明治記念館で総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で吉野友康会長を再任した。吉野会長は３期目となる連合会の運営方針について、「生コンの品質向上」「需要減少への対応」「業界のイメージアップ」という就任当初から掲げる３つの方針を堅持するとともに、「カーボンニュートラル（ＣＮ）」を新たな重要テーマと位置づけ、組合員が一丸となって取り組める方策を検討していく考えを示した。（７月１日付）
・国内セメント再構築～太平洋セメント
太平洋セメントは今春、２３中期経営計画（中計）を始動させた。「圧倒的なリーディングカンパニーを目指す」を旗印に掲げ、今年度から３年間、成長戦略やカーボンニュートラル対策など様々な施策を展開していく。国内セメント事業については「柔軟な発想・大胆な行動」で再構築を図る。営業政策では前中計からの「販売政策」「生コン政策」「コンクリート製品対策」「大型プロジェクト受注強化」の４つが柱となる。これに加え、ＡＩ（人工知能）による最適物流体制の構築、工場設備の強靭化などの取り組みも進める。（７月１５日付）
「コンクリート新聞」７月の主な見出し
・生コン 中期的に需要高水準
東京都心 輸送力不足懸念（７月１日付）
・コロナ対策で寄付 大津協組
医療／福祉を支援 滋賀県に（７月１日付）
・官民とも前年割れ ５月
生コン出荷 ７地区で減少（７月１日付）
・上期末までに整備完了
東京協組 強度試験の遠隔臨場（７月１日付）
・採取実務講習会を実施
栃木工組 技能向上目指す（７月１日付）
・東京ＳＯＣ芝浦工場 日常業務の課題改善（７月１日付）
・マスコンの温度制御
奥村組／アクティオ 冷却水の管理で（７月１日付）
・学科と実技でサポート ＭＥＸ
技能士育成へ講習会 ブロック施工（７月１日付）
・東京生コン協組 今秋決着へ交渉強化
昨春値上げの未達分（７月８日付）
・生コン値上げ広がる
北海道 郡部で集約化進む（７月８日付）
・セメント協会 PR動画を放映
ＪＲ電車内ビジョンで（７月８日付）
・愛知、岐阜は出荷堅調
東海 特需で明暗分かれる（７月８日付）
・近畿の生コン 組合の基盤強化急ぐ
業界強靭化、新たな段階へ（７月８日付）
・値上げに全力投球 東関東協組
早期浸透めざす 諸角体制発足（７月８日付）
・ＡＩで締固め評価
清水建設 可視化技術を開発（７月８日付）
・超高耐久床版を初採用
ＮＥＸＣＯ西／三井住友建設 緊張材に新材料（７月８日付）
・ＵＢＥ三菱セメント 社名決定
来春始動 真のブランド融合（７月１５日付）
・ＪＣＩ生コンセミナー 協議事項の活用を
「良いコンクリート」の認識共有（７月１５日付）
・田島毅関東二区地区本部長に聞く
従来の基本路線を継承（７月１５日付）
・静岡工組 ４週６休実現に追い風
働き方改革への対応で（７月１５日付）
・１０月から８００円値上げ
群馬東毛協組 コスト増に対応（７月１５日付）
・ＣＯ２ ７割削減 中川ヒューム管ら
次世代コンを開発 酸劣化環境で有効（７月１５日付）
・打設で初の公的試験 日本躯体
口述で作業動作も確認（７月１５日付）
・レミックマルハチ 重機で生コン製造
少量出荷などに対応（７月１５日付）
・ＣＮ技術開発が加速 ゼネコン各社
環境配慮コン 実用化段階に移行（７月２２日付）
・紺綬褒章を受章 大阪広域生コン協組
コロナ助け合い基金で寄付（７月２２日付）
・住友大阪セメント 諸橋新社長に聞く経営方針
存在感のある会社へ 成長／社会課題解決を両立（７月２２日付）
・好調な出足２７％増 湘南協組
４～６月 輸送難を懸念（７月２２日付）
・値上げ浸透テーマに 香川協組連
登販店制度で与信強化（７月２２日付）
・住友大阪セメント 赤穂市と包括協定
地域振興で役割期待（７月２２日付）
・構造物診断セミナー 情報の電子化など議論
ＪＣＩ 診断スキル研鑽の場に（７月２２日付）
・ＤＸ対応の施工管理
日本ヒューム データ共有で高品質実現（７月２２日付）
・トンネル無人施工へ
鹿島建設 自動化技術を公開（７月２２日付）
「コンクリート新聞」７月の特集
・東海地区（７月１日付）
・コンクリート工学年次大会２０２１（名古屋）（７月１日付）
・北海道地区（７月８日付）
・近畿地区の生コン（７月８日付）
・関東二区地区（７月１５日付）
・北陸地区（７月１５日付）
・関東一区の生コン（７月２２日付）
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1部売りの場合はお問い合わせフォームから http://www.beton.co.jp/contactus.html
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2、 行事
※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。
・土木学会
○第25回水シンポジウム2021 inぐんま
8月26日 会場・Web
詳細はこちら http://www.jsce.or.jp/
○第56回水工学に関する夏期研修会Ａコース（河川・水文）、Ｂコース（海岸・港湾）
8月30～31日 会場・Web
詳細はこちら http://www.jsce.or.jp/
・日本建築学会
○第36回建築生産シンポジウム
8月19～20日 会場・Web
詳細はこちら http://www.aij.or.jp/
○eラーニング「建築工事標準仕様書・同解説 JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事」改定講習会
2022年3月17日まで 会場・Web
詳細はこちら http://www.aij.or.jp/
○eラーニング「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針」改定講習会
2022年3月17日まで 会場・Web
詳細はこちら http://www.aij.or.jp/
・日本コンクリート工学会
○端島における補修工法共通試験と構造モニタリング報告会
8月18日 会場・Web
詳細はこちら http://www.jci-net.or.jp/
・コンクリートメンテナンス協会
○「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2021」
～事例にみるコンクリート構造物の健康寿命の延ばし方～
2022年3月31日まで 会場・Web
詳細はこちら http://www.j-cma.jp/
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3、 文化情報（映画紹介）『祈り～幻に長崎を想う刻（とき）～』
配給：ラビットハウス、Ｋムーブ
製作：Ｋムーブ、サクラプロジェクト
監督・脚本：松村克弥 脚本：渡辺善則 戯曲：田中千禾夫
出演：高島礼子 黒谷友香 田辺誠一 柄本明 村田雄浩 寺田農
2020年 110分
田中千禾夫の戯曲「マリアの首」（岸田演劇賞、芸術選奨文部大臣賞受賞）の映画化。
1945年8月9日、広島に次ぐ2発目の原子爆弾が長崎市に投下され、東洋一の大聖堂、浦上天主堂も崩壊。それから12年、天主堂跡から被爆したマリア像を運び出す人たちがいた。首謀者はカトリック教徒の二人の女性であった。
被爆した浦上天主堂が撤去されることになった。それでは長崎には、記憶されるべき「原爆ドーム」に相当する記念物がなくなってしまう。そこで、秘かにマリア像を運び出し、隠れ家に祀ろうとしていたのだ。
本作には、カトリック教徒、傷痍軍人、娼婦、やくざ、隠れ原爆症患者といった人たちが登場する。「原爆反対」を唱える学生活動家が、隠れ原爆症患者の部屋を訪問する。学生は隠れ原爆症患者から、「原爆反対ではなく、戦争反対なのだ」との悲痛な声に絶句する。そこに本作のテーマを見ることが出来る。その声を説得力のあるものにする人間群像であり、登場人物は日陰者ばかりなのも、戦後日本の高度成長から置き去りにされた人たちなのだと気づかせる。
極限まで練り上げられた詩的で哲学的な台詞、そして表現力のある演技。美しく、密度の濃い110分である。
公式サイト： http://inori-movie.com/
※『ハチとパルマの物語』
ロシア＝日本合作映画。製作委員会に山一興産が参加、同社・柳内光子社長がデヴィ夫人らと共にプロデュースに名を連ねた作品。5月28日からの都市部での上映は終了しましたが、栃木、群馬、熊本、大分などの地方では上映中（熊本は8月14日から）なので、ご家族で足を運ばれてはいかがでしょう。お薦めできる作品です。
公式サイト： https://akita-movie.com/
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│編│集│
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│後│記│
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1970年代後半から80年代半ばにかけて数々のヒット曲を世に送り出し、日本でも人気が高かった米国ロックバンド、ジャーニーの大きな魅力の一つは、リードボーカル担当だったスティーブ・ペリーの伸びのある高音でしたが、バンドはその後、解散、再結成、メンバー交代を経て、十数年前から小柄なフィリピン人のアーネル・ピネダがリードボーカルを担当しています。YouTubeで視聴しましたが、彼の歌声や声質は正しくペリーの再来のようで、現在のジャーニーは、彼の起用で一種の若返りを図り、相応の水準を維持しながら活動を継続できているのかもしれません。彼らの場合はいいとして、例えば高齢化の進行などで大半のメンバーが若返りのため入れ替わってしまうと、バンドのオリジナリティを維持できるのか、彼らをリスペクトしたトリビュートバンドに任せる時期が来たのではないかなど、最近はかつての大物バンドの消息を見聞きするたびに複雑な思いが交錯するようになりました。（Ｔ・Ｍ）
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1、 「コンクリート新聞」７月のイチオシ記事
・吉野体制３期目始動～全生連
全国生コンクリート工業組合連合会、同協同組合連合会は６月２５日、都内の明治記念館で総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で吉野友康会長を再任した。吉野会長は３期目となる連合会の運営方針について、「生コンの品質向上」「需要減少への対応」「業界のイメージアップ」という就任当初から掲げる３つの方針を堅持するとともに、「カーボンニュートラル（ＣＮ）」を新たな重要テーマと位置づけ、組合員が一丸となって取り組める方策を検討していく考えを示した。（７月１日付）
・国内セメント再構築～太平洋セメント
太平洋セメントは今春、２３中期経営計画（中計）を始動させた。「圧倒的なリーディングカンパニーを目指す」を旗印に掲げ、今年度から３年間、成長戦略やカーボンニュートラル対策など様々な施策を展開していく。国内セメント事業については「柔軟な発想・大胆な行動」で再構築を図る。営業政策では前中計からの「販売政策」「生コン政策」「コンクリート製品対策」「大型プロジェクト受注強化」の４つが柱となる。これに加え、ＡＩ（人工知能）による最適物流体制の構築、工場設備の強靭化などの取り組みも進める。（７月１５日付）
「コンクリート新聞」７月の主な見出し
・生コン 中期的に需要高水準
東京都心 輸送力不足懸念（７月１日付）
・コロナ対策で寄付 大津協組
医療／福祉を支援 滋賀県に（７月１日付）
・官民とも前年割れ ５月
生コン出荷 ７地区で減少（７月１日付）
・上期末までに整備完了
東京協組 強度試験の遠隔臨場（７月１日付）
・採取実務講習会を実施
栃木工組 技能向上目指す（７月１日付）
・東京ＳＯＣ芝浦工場 日常業務の課題改善（７月１日付）
・マスコンの温度制御
奥村組／アクティオ 冷却水の管理で（７月１日付）
・学科と実技でサポート ＭＥＸ
技能士育成へ講習会 ブロック施工（７月１日付）
・東京生コン協組 今秋決着へ交渉強化
昨春値上げの未達分（７月８日付）
・生コン値上げ広がる
北海道 郡部で集約化進む（７月８日付）
・セメント協会 PR動画を放映
ＪＲ電車内ビジョンで（７月８日付）
・愛知、岐阜は出荷堅調
東海 特需で明暗分かれる（７月８日付）
・近畿の生コン 組合の基盤強化急ぐ
業界強靭化、新たな段階へ（７月８日付）
・値上げに全力投球 東関東協組
早期浸透めざす 諸角体制発足（７月８日付）
・ＡＩで締固め評価
清水建設 可視化技術を開発（７月８日付）
・超高耐久床版を初採用
ＮＥＸＣＯ西／三井住友建設 緊張材に新材料（７月８日付）
・ＵＢＥ三菱セメント 社名決定
来春始動 真のブランド融合（７月１５日付）
・ＪＣＩ生コンセミナー 協議事項の活用を
「良いコンクリート」の認識共有（７月１５日付）
・田島毅関東二区地区本部長に聞く
従来の基本路線を継承（７月１５日付）
・静岡工組 ４週６休実現に追い風
働き方改革への対応で（７月１５日付）
・１０月から８００円値上げ
群馬東毛協組 コスト増に対応（７月１５日付）
・ＣＯ２ ７割削減 中川ヒューム管ら
次世代コンを開発 酸劣化環境で有効（７月１５日付）
・打設で初の公的試験 日本躯体
口述で作業動作も確認（７月１５日付）
・レミックマルハチ 重機で生コン製造
少量出荷などに対応（７月１５日付）
・ＣＮ技術開発が加速 ゼネコン各社
環境配慮コン 実用化段階に移行（７月２２日付）
・紺綬褒章を受章 大阪広域生コン協組
コロナ助け合い基金で寄付（７月２２日付）
・住友大阪セメント 諸橋新社長に聞く経営方針
存在感のある会社へ 成長／社会課題解決を両立（７月２２日付）
・好調な出足２７％増 湘南協組
４～６月 輸送難を懸念（７月２２日付）
・値上げ浸透テーマに 香川協組連
登販店制度で与信強化（７月２２日付）
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地域振興で役割期待（７月２２日付）
・構造物診断セミナー 情報の電子化など議論
ＪＣＩ 診断スキル研鑽の場に（７月２２日付）
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・東海地区（７月１日付）
・コンクリート工学年次大会２０２１（名古屋）（７月１日付）
・北海道地区（７月８日付）
・近畿地区の生コン（７月８日付）
・関東二区地区（７月１５日付）
・北陸地区（７月１５日付）
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○第25回水シンポジウム2021 inぐんま
8月26日 会場・Web
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○第56回水工学に関する夏期研修会Ａコース（河川・水文）、Ｂコース（海岸・港湾）
8月30～31日 会場・Web
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・日本建築学会
○第36回建築生産シンポジウム
8月19～20日 会場・Web
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○eラーニング「建築工事標準仕様書・同解説 JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事」改定講習会
2022年3月17日まで 会場・Web
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監督・脚本：松村克弥 脚本：渡辺善則 戯曲：田中千禾夫
出演：高島礼子 黒谷友香 田辺誠一 柄本明 村田雄浩 寺田農
2020年 110分
田中千禾夫の戯曲「マリアの首」（岸田演劇賞、芸術選奨文部大臣賞受賞）の映画化。
1945年8月9日、広島に次ぐ2発目の原子爆弾が長崎市に投下され、東洋一の大聖堂、浦上天主堂も崩壊。それから12年、天主堂跡から被爆したマリア像を運び出す人たちがいた。首謀者はカトリック教徒の二人の女性であった。
被爆した浦上天主堂が撤去されることになった。それでは長崎には、記憶されるべき「原爆ドーム」に相当する記念物がなくなってしまう。そこで、秘かにマリア像を運び出し、隠れ家に祀ろうとしていたのだ。
本作には、カトリック教徒、傷痍軍人、娼婦、やくざ、隠れ原爆症患者といった人たちが登場する。「原爆反対」を唱える学生活動家が、隠れ原爆症患者の部屋を訪問する。学生は隠れ原爆症患者から、「原爆反対ではなく、戦争反対なのだ」との悲痛な声に絶句する。そこに本作のテーマを見ることが出来る。その声を説得力のあるものにする人間群像であり、登場人物は日陰者ばかりなのも、戦後日本の高度成長から置き去りにされた人たちなのだと気づかせる。
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※『ハチとパルマの物語』
ロシア＝日本合作映画。製作委員会に山一興産が参加、同社・柳内光子社長がデヴィ夫人らと共にプロデュースに名を連ねた作品。5月28日からの都市部での上映は終了しましたが、栃木、群馬、熊本、大分などの地方では上映中（熊本は8月14日から）なので、ご家族で足を運ばれてはいかがでしょう。お薦めできる作品です。
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1970年代後半から80年代半ばにかけて数々のヒット曲を世に送り出し、日本でも人気が高かった米国ロックバンド、ジャーニーの大きな魅力の一つは、リードボーカル担当だったスティーブ・ペリーの伸びのある高音でしたが、バンドはその後、解散、再結成、メンバー交代を経て、十数年前から小柄なフィリピン人のアーネル・ピネダがリードボーカルを担当しています。YouTubeで視聴しましたが、彼の歌声や声質は正しくペリーの再来のようで、現在のジャーニーは、彼の起用で一種の若返りを図り、相応の水準を維持しながら活動を継続できているのかもしれません。彼らの場合はいいとして、例えば高齢化の進行などで大半のメンバーが若返りのため入れ替わってしまうと、バンドのオリジナリティを維持できるのか、彼らをリスペクトしたトリビュートバンドに任せる時期が来たのではないかなど、最近はかつての大物バンドの消息を見聞きするたびに複雑な思いが交錯するようになりました。（Ｔ・Ｍ）
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