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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）『我が心の香港　映画監督アン・ホイ』
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」１０月のイチオシ記事

・１月に２０００円値上げ～太平洋セメント
太平洋セメントがセメントの大幅値上げに踏み切る。セメント焼成で使う石炭の価格高騰が理由で、５日にセメント・固化材の販売価格を来年１月１日出荷分からトン当たり２０００円引き上げると表明した。石炭高はセメント各社の収益を直撃しており、追随する動きが広がるのは必至。今後、生コン協同組合やコンクリート二次製品メーカーによるコスト転嫁の値上げ表明が相次ぐ公算が大きい。（１０月７日付）

・生コン需要勢い欠く～関東一区上期出荷
関東一区の生コン需要が依然として勢いを欠いている。コンクリート新聞社の集計によると、１都３県で共同販売事業を行う生コン１５協同組合の２０２１年度上期（４～９月）の生コン出荷数量は前年同期比１.９％減の５０２万９千ｍ3となった。人手不足などによる建設工事の着工・工程遅延がおおむね共通の要因。新型コロナウイルス感染症も需要回復の足かせになっているもようだ。関東一区最大の東京地区は緩やかな需要回復過程にある一方で、埼玉中央や三多摩は今年度の出荷が過去最低を更新するペースで推移するなど、荷動きは地域によってまだら模様となっている。（１０月１４日付）

「コンクリート新聞」１０月の主な見出し
・各地で進捗にばらつき
生コン統一監査　コロナ影響で（９月３０日付）
・地方道ターゲットに　舗装需要喚起
セ協　３年計画で普及テコ入れ（９月３０日付）
・全地区でマイナス　生コン
８月出荷　悪天候の影響大（９月３０日付）
・４月値上げ満額浸透
札幌協組　今後は集約テーマに（９月３０日付）
・全地区で前年割れ　８月販売
セメント　悪天候影響も（９月３０日付）
・土木学会　コンクリートに期待
CO2削減／利用の手段で（９月３０日付）
・３DPでベンチ作製
清水建設　カラーリング技術確立（９月３０日付）
・ロボット施工で協働
建設１６社　コンソーシアム発足（９月３０日付）
・全生連　学習サイトパンフ制作
「ナマコンパーク」活用へ（１０月７日付）
・特殊コン供給を効率化
大成建設　移動式プラント開発（１０月７日付）
・本選出場１０校決まる
１２月にコンクリート甲子園　全生も支援（１０月７日付）
・床版補修に新材料　大林組
高耐久と早期開放両立　匂配にも対応（１０月７日付）
・接触検知でひび割れ抑制
戸田建設　覆工コンセンサを開発（１０月７日付）
・ＰＡＳの検証で技術公募
国交省　圧送やＰＣａ据付を想定（１０月７日付）
・環境配慮コンなど駆使
淺沼組　名古屋支店をリニューアル（１０月７日付）
・ＣＣＵＳの開発推進
大成建設　輸送／貯留技術を検討（１０月７日付）
・トクヤマも値上げ　採算悪化で
セメント　１２月に２２００円以上（１０月１４日付）
・ＣＮ実現へ共同研究
鹿島ら３社　次世代コン開発を加速（１０月１４日付）
・１ＤＰ普及を推進　１２０人参加
滋賀工組　施工見学会開く（１０月１４日付）
・高知、防潮堤が下支え　上期出荷
四国　徳島は２ケタ減（１０月１４日付）
・先行モルタル代替材開発
東急建設　スラグ微粉末など利用（１０月１４日付）
・石炭灰を有効利用
安藤ハザマ　福島原発津波工に適用（１０月１４日付）
・残コンブロック　リサイクル認定取得
山形・ミツワ　戻りコン限定で（１０月１４日付）
・１月出荷分から値上げ
クリオン　鋼材高騰が直撃（１０月１４日付）
・市町村別マップ公表
土木学会　道路橋の損傷度評価で（１０月１４日付）
・コスト増の影響精査
東京協組　値上げ判断はまだ先（１０月２１日付）
・北勢の出荷２・２倍に　東海
上期　工場増設などで（１０月２１日付）
・収縮低減剤を新発売
ポゾリス　耐凍害性など改善（１０月２１日付）
・経産省　セメ・コン分野に５６８億円
CO2利用の製造技術（１０月２１日付）
・福岡など５県で増加　九州
上期出荷　再開発、倉庫が押し上げ（１０月２１日付）
・土木学会　凍害対策を解説
東北、北海道の事例紹介（１０月２１日付）
・デンカも追随
１月から２３００円値上げ（１０月２１日付）
・橋梁診断にＡＩ活用
ＣＡＥＳＡＲ　メンテナンスで講演会（１０月２１日付）

「コンクリート新聞」１０月の特集
・生コンおよび関連産業の将来像（９月３０日付）
・三多摩生コンクリート協同組合創立５０周年（１０月１４日付）
・生コン組合青年部（１０月２１日付）
・砕石（１０月２１日付）
　
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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○土木建設技術研究発表会2021
11月11日　会場・土木学会　2階　講堂ほか（東京）、Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○第41回鋼構造基礎講座「Ｈ29道示改定後の鋼道路橋の設計に関する課題と取り組み」
11月12日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○断層変位を考慮した橋梁等構造物の耐震設計に関する研究成果報告会
11月15日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○既設コンクリート構造物の構造性能評価研究小委員会（355委員会）（第２期）成果報告会
11月22日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）、Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○「高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートの品質・性能評価に関する調査研究小委員会」成果報告会
11月29日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○シンポジウム「DXの時代：建築･都市分野の最先端XR 2021」
11月2日　会場・建築会館ホール（東京）、Web　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○[関東支部] 既刊図書講習会「免震・制振構造の設計－学びやすい構造設計－」
11月9日　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○eラーニング「建築工事標準仕様書・同解説 JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事」改定講習会
2022年3月17日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○eラーニング「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針」改定講習会
2022年3月17日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

・日本コンクリート工学会
○2021年度コンクリート技術講習会－基礎から応用まで、コンクリートの技術の要点をオンデマンド動画講習で学ぶ－
11月30日まで　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

○3Dプリンティングによるコンクリート構造物構築に関する研究委員会報告会
11月29日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

・セメント協会
○「事例から学ぶ セメント系材料の基礎知識セミナー －コンクリート舗装・セメント系固化材・セメント系補修材の事例から－」
11月9日　会場・仙台サンプラザ（宮城）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jcassoc.or.jp/

・コンクリートメンテナンス協会
○「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2021」
～事例にみるコンクリート構造物の健康寿命の延ばし方～
2022年3月31日まで　会場・Web　　　　　　
詳細はこちら　　http://www.j-cma.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『我が心の香港　映画監督アン・ホイ』
11月6日より新宿K's cinemaほか全国順次公開
配給：パンドラ　　原題：好好拍電影（KEEP ROLLING）
監督：マン・リムチョン
2020年　香港　119分
　
映画界では、女性監督の活躍が目覚ましい。日本では田中絹代から近年では羽田澄子、西川美和、河瀬直美、タナダユキ等々が優れた作品を発表している。世界的にもドイツのリナ・ウェルトミューラーをはじめ、ジェーン・カンピオン、クロエ・ジャオなどの名前がすぐに浮かぶ。ところが、今回取り上げる香港はなぜか女性監督は少ない。『君がいた永遠（とき）』（99）は香港映画だが、監督のシルヴィア・チャンは台湾出身だ。最近では、『淪落の人』（18）のオリヴァー・チャンくらいしか思い浮かばない。
そんな香港で、『客途秋恨』、『女人、四十。』など優れた作品を作り続けている女性監督がアン・ホイ（許鞍華）である。本作はアン・ホイの演出術から私生活、関係者のコメントなどで構成したドキュメンタリーであり、彼女が、香港でどうして40年以上も優れた作品を作り続けることが出来たのかを知ることが出来る興味深い作品である。

日本人の母を持つアン・ホイの作品に筆者が初めて接したのは『望郷　ボートピープル』（82）で、以来40年に及ぶお付き合いである。社会性と喜劇性などを盛り込んだ自由度を感じる作風だ。代表作の『客途秋恨』も好きだが、むしろ評価の低い『極道追踪』（91）、『幽霊人間』（02）、『千言萬語』（99）に映画作家アン・ホイらしさを感じる。
本作は代表作から、これら忘れられた作品まで、監督のコメントも付けて触れているのが嬉しい。彼女は香港・台湾映画の巨匠キン・フーを師匠としながら、師の作風の影響をほとんど感じられないのは、アン・ホイ自身が自分の文体を確立しているからだろう。
アン・ホイは脚本を書かない。「脚本に悪いところがあっても、私は直さない。次の脚本家を探すわ」と笑う。撮影中、スタッフの意見を聞く。撮影監督の意見に納得すると、「私はあなたの意見に従うわ」と受け入れる柔軟性を見せる。その一方で、助監督たちの意見には、「ひとつの考え方に固執するな」と、多角的、多様性のある考え方を求める。自分にも、スタッフにも厳しいのに、スタッフからも俳優からも好かれているアン・ホイ。彼女に関してコメントする人たちの顔ぶれが凄い。なかでもアンディ・ラウ、田壮壮、ホウ・シャオシェンの語る彼女の演出術は、理想的な経営者像、すなわち将軍学にも通じるだろう。

公式サイト：　http://www.pan-dora.co.jp/kokoro_hongkong/
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│編│集│
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│後│記│
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英国の大物ロックバンド、ローリング・ストーンズの結成メンバーでドラムス担当のチャーリー・ワッツ（80歳）が今夏、病気で亡くなりました。ストーンズは、音楽誌などで1960年代の英国3大ロックバンドとして、ビートルズ、ザ・フーとともに名を連ね、50年以上も第一線で活動し続けている大御所的存在。ただ、彼らも寄る年波には勝てず、残ったオリジナルメンバーのミック・ジャガー（ボーカル担当）、キース・リチャーズ（リードギター担当）もあと２年で80歳になり、皺だらけの顔で、よく頑張っているものだと感心します。70～80年代のロックシーンを彩ってきた著名なバンドでも、主要メンバーの訃報がちらほら聞かれるようになった昨今ですが、10～20代によく聴いていたバンドやアーティストたちには、できる限り現役で頑張っていってほしいものです。（Ｔ・Ｍ）

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