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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.132）2023年3月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）『ホーリー・トイレット』
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」２月のイチオシ記事

・セメント値上げ満額受け入れ～大阪広域生コン協組
大阪広域生コンクリート協同組合（木村貴洋理事長）は、セメント各社からのトン５０００円の大幅値上げ要請のうち、受け入れ時期が未定だった残りのトン２０００円を４月から受け入れる。１月２４日に開いた理事会で承認した。セメント各社からの強い要請に急遽対応することとし、セメント業界を支えていく。一方で、想定外の急な要請に対し、きちんと説明責任を果たしてもらう考えだ。（２月９日付）

・残コン不正利用に対応～全国生コン品監会議
２０２２年度の全国統一品質管理監査はコロナ禍の影響もなく、３年ぶりに計画通り終了した。全国生コンクリート品質管理監査会議（辻幸和議長＝群馬大学・前橋工科大学名誉教授）は１４日、都内でＷｅｂ併用形式での定例会議を開き、４５地区会議が申請した２４３３工場に、２３年度のマル適マークの使用を承認した。また、昨年に戻りコン（残コンを含む）の不正利用という重大なコンプライアンス違反が相次いで起きたことを受け、合格工場に行う査察で生コンの製造量と出荷量の差を調査する項目を新たに追加し、２３年度から実施することを決めた。（２月２３日付）

「コンクリート新聞」２月の主な見出し
・民需、３年ぶりプラス
生コン暦年　官公需減少止まらず（２月２日付）
・四国　生コン再値上げ進む
高知、１月から２０００円上げ（２月２日付）
・昨年内需３８００万トン割る
セメント　石炭高で輸出も不振（２月２日付）
・民間設備投資が堅調
住宅　建設コスト増で陰り　２３年度予測（２月２日付）
・茨城南部協組　４月に３０００円値上げ
コスト高、一段と厳しく（２月２日付）
・収縮ひび割れ指針改定
建築学会　短期予測式を提案（２月２日付）
・宇部興産建材に統合
UBE三菱　高機能品の営業／開発　１０月（２月２日付）
・生コン注目市場の理事長に聞く３
名古屋生コン協組　内田昌勝理事長（２月２日付）
・会員受注額が２割減
PC建協　年間３０００億円見込む　補修工事が減少（２月２日付）
・清澄奨学金が発足　浅野工専
学業専念へ負担軽減　太平洋セが資金（２月９日付）
・クリアファイルを配布
全生連　甲子園参加賞で２００部（２月９日付）
・４月から３０００円値上げ
中予協組　初の出荷ベースで（２月９日付）
・国会議員に窮状訴え
九州地区本部　熊本で情報交換（２月９日付）
・純損益５３０億円の赤字
UBE三菱　追加値上げに遅れ　通期予想（２月９日付）
・全生連　満額反映７割超に
値上げ、一段と進展（２月９日付）
・生コン注目市場の理事長に聞く４　
千葉中央生コン協組　長谷川茂理事長（２月９日付）
・国交省ら　９割超で価格転嫁承認
実態調査　適正な下請取引へ（２月９日付）
・性能照査型設計で講演
東日本製品工組　技術を収益化（２月９日付）
・セメント大手　最終赤字
石炭高、価格転嫁に遅れ　４～１２月（２月１６日付）
・国交省　生コン書類電子化へ
協議会がJIS改正提案（２月１６日付）
・登販店　協働パートナーに
神奈川協組　働きに応分の対価　売価重視（２月１６日付）
・直系販売店４社を統合
トクヤマ　売上高１０００億円目指す　４月（２月１６日付）
・大阪兵庫の骨材事情を考える（上）
粒度、粒形の改善を　ポンプ閉塞を抑制へ（２月１６日付）
・一転、２７０万トン超える
パイル　高支持力化が進展　22年出荷（２月１６日付）
・路盤材活用を研究
長野工組　発表会で成果報告（２月１６日付）
・JCI圧送工法指針　中田委員長に聞く
GL後継で指針策定　課題洗い出し方向性確認（２月１６日付）
・シンパク保存に貢献
小豆島　透水性コン舗装提供（２月２３日付）
・将来見据えた価格政策　値上げ交渉を加速
UBE三菱セメント　大内茂常務執行役員に聞く（２月２３日付）
・大阪兵庫の骨材事情を考える（下）
粒度や粒形は改善　砕石JIS取得が寄与（２月２３日付）
・SDGｓで勉強会
近畿地区本部　事務局研修会開く（２月２３日付）
・東北　来年にＪＩＳ改正説明会
原田常務　資材高、ＣＮ対応も（２月２３日付）
・資材高を売価に転嫁
土木製品　原価圧縮で利益確保　4～12月（２月２３日付）
・需要回復で全社増収
パイル　転嫁値上げも進展　4～12月（２月２３日付）
・資材高が各社直撃
建築製品　着工延期増加も影響　4～12月（２月２３日付）
・建築分野で採用拡大へ
ＧＮＮＭＪ　技術証明を取得（２月２３日付）

「コンクリート新聞」２月の特集
・日立コンクリート創立70周年（２月２日付）
・中国地区（２月２日付）
・九州地区（２月２日付）
・東海（２月９日付）
・四国地区（２月９日付）

コンクリート新聞購読はホームページから　http://www.beton.co.jp/read.html　

1部売りの場合はお問い合わせフォームから　http://www.beton.co.jp/contactus.html

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○「衝撃作用に対する構造性能照査法の基礎と応用」に関する講習会
3月16日　会場・金沢商工会議所（石川）、Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○コンクリート標準示方書発刊に伴う講習会（東京会場）
3月27～28日　会場・日本教育会館一ツ橋ホール（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○第13回ワークショップ「建築DXを踏まえた建設ロボットの現状と将来構想」
3月6日　会場・建築会館ホール（東京）、Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○講習会「既存補強コンクリートブロック造建物の耐震性能評価指針」
3月14日　会場・建築会館ホール（東京）、Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○[関東支部]「基礎構造の設計－学びやすい構造設計－」改訂講習会
3月15日　会場・建築会館ホール（東京）、Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○eラーニング講習会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事」
3月16日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○eラーニング講習会「建築保全標準（鉄筋コンクリート造建築物）」
3月16日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○eラーニング講習会「鋼管充填コンクリート調合設計・施工指針」
3月16日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○eラーニング講習会「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針」
3月16日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

・日本コンクリート工学会
○「コンクリート圧送工法指針2023」発刊講習会　
3月15日　会場・日本大学理工学部駿河台キャンパス、Web
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

○「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2022」講習会　
3月20日　東京　　3月27日　大阪
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

・コンクリートメンテナンス協会
○「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2022」
3月31日まで　会場・Web　　　　　　
詳細はこちら　　http://www.j-cma.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『ホーリー・トイレット』
3月3日よりヒューマントラスト渋谷ほか全国公開
配給：アルバトロス・フィルム　
監督・脚本：ルーカス・リンカー　　
出演：トーマス・ニーハウス、ギデオン・ブルクハルト、フリーデリッケ・ケンプター
2021年　ドイツ　90分

工事現場に設置された仮設トイレに閉じ込められた男が、トイレからの脱出を試みる。仮設トイレは、現場を更地にするため、爆薬が仕掛けられているという設定のスリラー。しかも、舞台はあの狭苦しいトイレだけ。それでも、緊張感を90分間維持させるのだ。
設計技師である男の右腕には鉄筋が突き刺さり、床まで貫いているので動けない。早く避難しないと仮設トイレは吹き飛ばされてしまう。スマホは爆薬スイッチの電波送信のため圏外に。男は外部に気づいてもらえるよう、トイレの備品（水槽の蓋やトイレットペーパー）を駆使するが、ことごとく失敗するのは、『新幹線大爆破』（75）、『スピード』（94）を思わせる面白さ。男を救出しようとする人物が現れても、なんと死んでしまうし、終盤の二転、三転する展開に、これはブラックコメディだったのか、と気づくのだ。観ていて痛いが、最後まで引き込まれる。トイレが吹き飛ぶ『カジュアリティ―ズ』（89）と、シチュエーション・スリラー『SAW ソウ』（04）を彷彿させる拾い物で、嬉しくなった。

ところで、国土交通省は、平成28年に「建設現場に設置する仮設トイレ」の標準仕様を決定し、土木工事に導入している。標準仕様は、洋式便座、水洗機能、容易に開かない施錠機能、照明設備（電源がなくてもよいもの）、衣類かけのフック、または荷物置き場機能（耐荷重5キロ以上）など。これを「快適トイレ」と名付けている。
この映画を観て、外部との通信機能も必要と思った次第。

公式サイト：　https://holy-toilet.com/
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│編│集│
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│後│記│
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今年は、激動期を生きた人たちが織りなすスケールの大きな小説を多く残した作家・司馬遼太郎の生誕１００周年とのことです。「竜馬がゆく」「国盗り物語」をはじめとするNHK大河ドラマや、３年かけて放映されたNHKドラマの特別番組「坂の上の雲」など、ドラマや映画の原作に多くの作品が使われ、筆者も歴史好きだったこともあって、学生時代にずいぶん読み漁りました。また、過去の大河ドラマの原作には、ほかにも井上靖、大佛次郎、海音寺潮五郎、子母澤寛、城山三郎、永井路子、舟橋聖一、山岡荘八、吉川英治、現代物では山崎豊子や橋田壽賀子（脚本含む）など、多数の作家の作品が採用されており、好き嫌いは別として、それぞれ読ませる魅力に溢れているように思います。ドラマはドラマで楽しむとして、読書好きであれば、やはり想像力をかき立ててくれる小説の面白さも堪能したいものです。（Ｔ・Ｍ）

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