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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.134）2023年5月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）『ＥＯ　イーオー』
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」４月のイチオシ記事

・４年ぶりに生コン技術大会～全生連
全国生コンクリート工業組合連合会、同協同組合連合会（吉野友康会長）は１３、１４の両日、東京・大手町の日経ホールで第２２回生コン技術大会を開いた。コロナ禍を乗り越えて４年ぶりの開催。スランプフローや環境配慮、試験、舗装、暑中、生コン物性など３５編の研究論文が発表された。大会初日には東京工業大学の二羽淳一郎名誉教授が「社会インフラを支えるコンクリート―世界のＰＣ橋から―」の題で基調講演を行った。（４月２０日付）

・持ち帰りコン、半数の協組で最高値～関東一区
関東一区で持ち帰りコン（残コン・戻りコン等）の発生率が上昇傾向にある。２０２２年度の生コン出荷に対する発生率は、戻りコン（全量返却）を有償化する生コン１２協同組合中８協同組合で前年度を上回った。中でも、神奈川、埼玉中央、埼玉北部、千葉西部、千葉北部、千葉北総の６協組は有償化後の最高値を更新した。東京地区も２番目の高水準を付けた。各協組は持ち帰りコンを削減するため、あの手この手を講じているものの、発生率の推移を見る限り、効果は限定的だ。東京や埼玉の協組は、発生を抑止するため、今月から６月にかけて残コン（一部返却）の有償化に踏み切る。（４月２７日付）


「コンクリート新聞」４月の主な見出し
・JIS改正など報告
工組理事長会議 資材高対応も推進　（３月３０日付）
・業務効率化事例学ぶ
全生連　QRコードなど活用で（３月３０日付）
・高校で出前授業
東京工組　２年生に生コンPR（３月３０日付）
・生産８か月連続減
セメント　輸出不振響く　２月（３月３０日付）
・環境に合わせて進化を
群馬中央　難局打開へ結束促す（３月３０日付）
・原燃料利用で実証実験
住友大阪 ニトリ回収製品を（３月３０日付）
・さらなるCO2削減へ
三和石産 再生セメント利用で（３月３０日付）
・會澤高圧　洋上風力開発を推進
MIKASA建設工程を公開（３月３０日付）
・塩素バイパス増強図る
UBE三菱横瀬工場　使用原単位は５５８ｋｇに（３月３０日付）
・２３年度は７２００万ｍ３想定
生コン　５年連続で最低更新（４月６日付）
・AIスランプ予測
太平洋／PSC サブスク提供（４月６日付）
・大阪広域協組　旧契約物件買い増し
セメント トン２０００円値上げ相当（４月６日付）
・「改築」考慮し示方書改訂
土木学会 電子版も同時刊行（４月６日付）
・石灰石比率の上限設定
三多摩協組 原則５０％に（４月６日付）
・東京協組が買増し
利益剰余金取り崩し（４月６日付）
・満額反映８割超える
生コン　値上げ着実に進展（４月６日付）
・循環型社会に貢献
大阪広域臨時総会　環境配慮コンに注力（４月６日付）
・セ協フォトコンテスト
受賞５作品が決定　コンクリート建造物（４月６日付）
・環境配慮コンを拡充
西松建設　技術研究建屋に適用（４月６日付）
・生コン業界初のCN
CO2削減対策メニュー開発進む（４月１３日付）
・液体急結材を国産化
ポゾリス　製造ライン新設（４月１３日付）
・国内セメント体質強化
　UBE三菱 国内／海外両輪で成長（４月１３日付）
・４年ぶり増も勢い欠く　昨年度出荷
関東一区　前途の視界不良　（４月１３日付）
・CO2利用に経済価値
道南協組連　低炭素コンなど解説（４月１３日付）
・価格変動対応など明記
国交省　中建審で具体策議論へ（４月１３日付）
・工期で猛暑日を考慮
関東地整　延長協議も明記（４月１３日付）
・９月でALC製造終了
旭化成建材　岩国工場を２５年に閉鎖（４月１３日付）
・環境負荷低減を推進
ポゾリス　機械化で製品ロス削減（４月２０日付）
・近畿の発展支える
大阪広域　先端プロジェクト起工式開く（４月２０日付）
・生コン／製品倒産低水準　東京商工リサーチ
昨年度７件　負債額も半減（４月２０日付）
・旧契値上げで協力要請　玉川協組
割決返上の声も　販売店会議（４月２０日付）
・コンクリート技術発信
鹿島　展示／特設サイト開設（４月２０日付）
・１０００万m3割れ予想　九州
公共縮小止まらず　２３年度出荷（４月２０日付）
・製品１３社と協定締結
會澤高圧　脱炭素経営の動き加速（４月２０日付）
・札幌は年初想定超え　北海道
前年比増は７協組　２２年度出荷（４月２７日付）
・コスト高止まり懸念
２３年度建設投資　民間住宅は微増（４月２７日付）
・CPコンで実証実験　RRCS
残／戻りコンを造粒　CO2固定量調査（４月２７日付）
・新契約で満額受け入れ
神奈川西部　旧契値上げは難航（４月２７日付）
・香川、出荷前年超え
四国　駅前再開発がけん引（４月２７日付）
・インスタで社員採用　伊藤商店
子育て世代の母親対象に　女性雇用が進展（４月２７日付）
・下水汚泥を熱エネ利用
ＵＢＥ三菱　国交省事業に採択（４月２７日付）
・出荷２年連続プラス　パイル
西日本がけん引　２２年度（４月２７日付）
・ARで締固めを管理
三井住友連　確実な重点と高品質化促す（４月２７日付）

「コンクリート新聞」４月の特集
・札幌生コンクリート協同組合創立５０周年（３月３０日付）
・生コン産業の新展開（３月３０日付）
・第２２回生コン技術大会（４月１３日付）
・インターロッキングブロック（４月２７日付）

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○第23回地震災害マネジメントセミナー「関東大震災の教訓と迫り来る首都直下地震に備えた準備と対策－関東大震災から100年、想定外と言わないための再検証－」
5月19日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）、Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○AI・データサイエンス特別シンポジウム「デジタルツイン」
5月29日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○eラーニング 講習会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事」
2024年3月14日まで　会場・Web
詳細はこちら 　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「建築保全標準（鉄筋コンクリート造建築物）」
2024年3月14日まで　会場・Web
詳細はこちら 　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「鋼管充填コンクリート調合設計・施工指針」
2024年3月14日まで　会場・Web
詳細はこちら　 　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針」
2024年3月14日まで　会場・Web
詳細はこちら　 　https://www.aij.or.jp/

・コンクリートメンテナンス協会　
○「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2023」　
5月11～12日　広島　　5月23日　北海道　　5月30日　香川
詳細はこちら　　http://www.j-cma.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『ＥＯ　イーオー』

5月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国順次公開
配給：ファインフィルムズ
監督・脚本：イエジー・スコリモフスキ　　脚本：エヴァ・ピャスコフスカ
撮影：ミハウ・ディメク　　音楽：パヴェウ・ムィキェティン
製作総指揮：ジェレミー・トーマス
出演：サンドラ・ドルジマルスカ　ロレンツォ・ズルゾロ　マテウシュ・コシチュキェヴィチ　イザベル・ユペール
2022年　ポーランド＝イタリア　88分

本作の主人公はロバである。ロバは「ロバのように愚か」というように、良い比喩には使われない。そんなロバの視点で世界を描いている。ロバの名前はＥＯ。ＥＯは決して愚かではない。ギリシャ語の「夜明け」（eos）を意味する名前なのだ。
ロバのＥＯは、サーカス団で暮らしていた。優しいパフォーマー、カサンドラのパートナーだったが、ある日、カサンドラの知らぬ間に、ＥＯは外に連れ出されてしまう。愛しのカサンドラのもとに帰りたいのに、重労働を強いられ、虐待される。様々な人間に出会い、様々な経験をする。自分は何のために生まれてきたのか。奴隷として生涯酷使されるためか。ロバの哀しい目は訴え、自由を求める。
ＥＯの寓話は、人間の肌の色の違い、カースト、あるいはマイノリティ民族に対し、隷属を強いる理不尽さの怒りを表現している。
イエジー・スコリモフスキは、名匠ロベール・ブレッソン監督の『バルタザールどこへ行く』（64年、日本公開70年）にインスパイアを受け、作ったという。ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』は、ドストエフスキーの「白痴」にインスパイアを受けているが、それはスコリモフスキにも引き継がれている。両作とも人間の原罪を描き出しているからだ。
静謐なブレッソンの世界に対し、本作はＥＯの怒りを感じる。だが、どちらの作品も、過酷な運命から逃れることのできない人生、宿命を描いた、奥行きのある世界観を有した名作になっている。

公式サイト　https://eo-movie.com/
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│編│集│
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│後│記│
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「8」から「28」へ。北米プロバスケットボールリーグのNBAプレーオフで活躍を見せる八村塁選手は、今季途中に背番号を変更しました。1月まで在籍したワシントン・ウィザーズでは苗字にちなんで8としていましたが、移籍先のロサンゼルス・レイカーズではこの番号は使用不可です。2020年にヘリコプターの墜落事故で娘さんとともに亡くなった元スター選手、コービー・ブライアント氏の永久欠番だからです。そのため、八村選手は自身の誕生日が2月8日であること、コービー氏の娘さんが学校のバスケットボールチームで着けていた背番号が「2」であったことから、新番号を決めたということです。数字に込められた思い、背景にある出来事は実に様々だと思いました。（Ｙ・Ｉ）

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