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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.148）2024年7月号
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）『潜水艦コマンダンテ　誇り高き決断』
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」６月のイチオシ記事

・ＪＩＳ外品を販売へ～大阪広域協組
大阪広域生コンクリート協同組合は１０月をメドに回収、再生、粒状化の各骨材（再強骨材）を使用した「再強コンクリートＴｙｐｅ―Ｂ」を実用化する。同協組は１月にコンクリート塊由来の再生骨材を使用した再強コンクリート約４００㎥を「（仮称）大阪広域先端技術研究開発プロジェクト」に採用。Ｔｙｐｅ―Ｂは生コン工場で発生した残コン、戻りコンの処理費削減を目的に、回収骨材だけでなく、残・戻りコンやコンクリート塊由来の再生骨材、残・戻りコンに薬剤などを添加した粒状化再生骨材を使う。近年の同協組の出荷量約７００万㎥のうち、呼び強度１８の物件は約５０万㎥で、その多くの用途はＪＩＳが不要な捨てコンとなっている。再強骨材を使った生コンは同協組で品質を保証して販売する方針だ。（６月２０日付）

・価格改定で成果、担い手確保に全力～全生連
　全国生コンクリート工業組合連合会、同協同組合連合会（斎藤昇一会長）は２１日、都内の都市センターホテルで通常総会を開き、２０２４年度の事業計画と収支予算案を承認した。今年度も生コン品質の向上、需要開拓、適正価格確保、業界のイメージアップ、カーボンニュートラル対応の５つを重点課題とし事業活動を展開する。（６月２７日付）

「コンクリート新聞」６月の主な見出し
・今年度も出足厳しく
生コン民需は微増反転、セメント２０か月連続減（５月３０日付）
・ＵＢＥ三菱も値上げ
来年４月から２０００円以上（５月３０日付）
・シーカがポゾリス吸収
１０月１日、製品名も変更（５月３０日付）
・セ協会長に諸橋氏
需要拡大やＣＮに意欲（５月３０日付）
・「半世紀を機に挑戦」
静岡工組　創立５０周年式典開く（５月３０日付）
・災復や流域治水が貢献
土木製品前期　資材高で収益圧迫も（５月３０日付）
・非住宅の着工増寄与
建築製品前期　工事遅延の影響も（５月３０日付）
・収益改善が顕著に
パイル前期　出荷減の影響食い止め（５月３０日付）
・委員会活動を活性化
日本砕石協会　外国人材受け入れ検討（５月３０日付）
・生コン工場減少数が鈍化
平均出荷　震災前の低水準に（６月６日付）
・完全週休２日制を実施
高知工組　建設業界と合意（６月６日付）
・研究用実機プラント
大阪広域協組　来年度稼働へ（６月６日付）
・生コン使用量６％増
２２年度土木部門　１００万円で１・６２ｍ３（６月６日付）
・２万円台射程圏内に
生コン　中核都市で価格上伸（６月１３日付）
・今年度の募集開始
コンクリート甲子園　ＰＲ動画で参加呼びかけ（６月１３日付）
・地震後初の海上輸送
ＵＢＥ三菱　復旧・復興へ安定供給（６月１３日付）
・来年から完全週休２日
中予協組　人材確保へ環境整備（６月１３日付）
・キルン停止後も支障なく
トクヤマ　値上げは不可避（６月１３日付）
・学生とともに成長
伊藤商店　地域貢献策など検討（６月１３日付）
・３期連続で４０００億円超
ＰＣ建協　２４年度も同水準見込む（６月１３日付）
・表示価格２０００円上伸
名古屋協組　積極政策で成果（６月２０日付）
・大手の値上げそろう
住友大阪　品種別に上げ幅設定（６月２０日付）
・持続可能な収益体質へ
ＵＢＥ三菱　２万円を目指す（６月２０日付）
・生コン業界の合格者増へ
全生連　主任技士講師向け研修（６月２０日付）
・橋森活動で地域貢献
気仙沼協組　清掃で橋の劣化防ぐ（６月２０日付）
・埼中／東関東が加入
東京協組連　都内ほぼ網羅（６月２０日付）
・日鉄高炉も値上げ
来春から２０００円以上（６月２０日付）
・安価な高流動コン開発
鹿島　粉末分散剤で実現、作業日数８割減（６月２０日付）
・出荷大幅減で値上げ
徳島西部協組　需要家に窮状説明（６月２０日付）
・国内再生に挑む
太平洋セ　期間契約を徹底、収益最大化に注力（６月２７日付）
・結合材の５５％を代替
鹿児島県　シラス利用で試行（６月２７日付）
・１０月に２０００円値上げ
群馬中央　週休２日も議論着手（６月２７日付）
・来春から２万４０００円
玉川　セメント値上げ分含め、全国１号（６月２７日付）
・事業量確保を要望
諸橋セ協会長　国交省局長に（６月２７日付）
・米に大型サイロ増設
太平洋セ　輸入混合材を貯蔵（６月２７日付）
・初の女性会長誕生
土木学会　「のびやかな組織に」（６月２７日付）

「コンクリート新聞」６月の特集
・コンクリート用化学混和剤協会特集（６月６日付）
・インターロッキングブロック特集（６月１３日付）
・特集 生コン産業の未来を探る（６月２０日付）
・四国地区特集（６月２７日付）
・コンクリート工学年次大会特集（６月２７日付）

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○「プレストレストコンクリート黎明期に建設された茂喜登牛水路橋(土木学会選奨土木遺産)の解体調査研究小委員会(363委員会)」の成果報告会
7月4日 会場・土木学会2階講堂（東京）・Web
詳細はこちら https://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○eラーニング 講習会「建築工事標準仕様書 JASS5 鉄筋コンクリート工事」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「建築工事標準仕様書 JASS8 防水工事」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「建築保全標準（鉄筋コンクリート造建築物）」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「鋼管充填コンクリート調合設計・施工指針」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁混合構造設計指針」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「鉄筋コンクリート構造保有水平耐力計算規準」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「鉄筋コンクリート組積造（RM造）建物の構造設計・計算規準」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

○eラーニング 講習会「壁式鉄筋コンクリート厚肉床壁構造設計指針」
2025年3月13日まで　会場・Web
詳細はこちら　https://www.aij.or.jp/

・日本コンクリート工学会
○「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2022」講習会（対面形式）
7月5日 会場・福井市地域交流プラザ6階（福井県）
詳細はこちら　https://www.jci-net.or.jp/

・コンクリートメンテナンス協会
○「コンクリート構造物のコンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2024」
7月10日　沖縄　18日　新潟　25日　香川
詳細はこちら　http://www.j-cma.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『潜水艦コマンダンテ　誇り高き決断』

7月5日、ＴＯＨＯシネマズ日比谷、ＴＯＨＯシネマズ新宿ほか全国公開
配給：彩プロ　　
監督／脚本：エドアルド・デ・アンジェリス
脚本：サンドロ・ヴェロネージ
出演：ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ、パオロ・ボナチェッリ、シルヴィア・ダミーコ
2023年　イタリア＝ベルギー 　121分

第２次世界大戦中にイタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが船籍不明の貨物船を撃沈するが、中立国ベルギーの船であった。海上の乗組員を救助し、最寄りの港まで運ぶことを決める。そのためには危険を覚悟の上で、潜航を諦め、無防備のままイギリス軍の支配海域、ジブラルタル海峡を航行しなければならない…。
実話をイタリア、ベルギー合作で映画化。実話だからなのか、憎まれ役も悪役もいない。潜水艦ものなのに、潜航しないから『Ｕボート』のような潜水中の沈黙を強いられる緊張感がない、などの不満はあるものの、広大な海に潜む危険、乗員たちの対立など、「危険な道」の航行というサスペンスを軸にした話の展開が面白く、満足度は高い。
余談になるが、本作を観ていて、トルコ船エルトゥールル号遭難事件を思い出した。1890年に和歌山県串本町の沖合で沈没したトルコ船の乗組員を、現地の日本人が救助した出来事で、トルコの小学校の歴史の教科書に今も載っているという。トルコが親日国家となったきっかけである。
日本＝トルコのように、イタリア潜水艦の救助と、そこから生まれた友情を、ベルギーの人たちも忘れないから、合作として本作が生まれたのではなかろうか。

オフィシャルサイト　https://comandante.ayapro.ne.jp/

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│編│集│
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│後│記│
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2024年の上半期も、世間では様々なニュースがありました。中でも、大リーグの大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告による違法賭博や不正送金の話題は、国外からも注目を浴びた衝撃的な一件でした。大谷選手の結婚のおめでたい話が吹き飛んでしまったほどです。ただ、身近な人からお金をくすねる悪事は、社会で決して珍しい話ではありません。大金を稼いでいたプロスポーツ選手が金銭被害に遭ったという出来事自体は、そう驚く話ではないのかもしれません。報道によると、水原被告が賭けに勝った金額は約218億円、負けた金額は約280億円で、損失は約62億円。途方もない巨額ですが、勝敗の率を見れば、普通のようにも感じられます。この事件は、世の中でよくあることだが、そのスケールが大き過ぎるという事例なのでしょう。（Ｙ・Ｉ）

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