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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.64）2017年9月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　新刊紹介 「コンクリート主任技士試験完全攻略問題集2017年版/コンクリート技士試験完全攻略問題集2017年版」
4　文化情報（映画）「ル・コルビュジエとアイリーン　追憶のヴィラ」
5　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」８月のイチオシ記事

・組織大型化を志向～近畿の生コン
近畿の生コンクリート業界が組合組織の大型化を志向している。京都では、京都市内と南部で展開する４つの生コン協同組合が、「京都生コンクリート協同組合連合会」を設立した。事業エリアを兵庫県へと広げている大阪広域生コンクリート協同組合には、北神地区の生コン事業者が加入を申請した。「寄らば大樹の陰」のように、大型化によって組織を強化し、需要構造の激変や人手不足の深刻化など刻々と変化する経営環境を乗り越える。（８月３日付）

・災害支援で協定締結を～消防庁・全国生コン連合会
消防庁は１８日、全国生コンクリート工業組合連合会・同協同組合連合会（全生連）に、傘下の組合が行政と災害発生時に消火用水などを供給する協定を締結するよう要請した。澤田史朗消防・救急課長が全生連を訪れ、吉野友康会長に依頼書を手渡した。消防庁は同日付で、各都道府県消防防災主管部長と東京消防庁・各指定都市消防庁に「大規模火災発生時の消防水利確保に関する関係機関との協定等の締結について」を通知。大規模な火災発生時にはコンクリートミキサ車を活用するよう促した。（８月２４日付）

「コンクリート新聞」８月の主な見出し
・品質確保システム　試行から実装の領域に
山口方式　全国各地に波及（８月３日付）
・生コン３７工組で前年比増
４～６月出荷　四国、九州が好調（８月３日付）
・ＪＣＩ生コンセミナー（下）
技術面で競争を（８月３日付）
・香川工組青年部　山口方式から学ぶ
品質確保　建設業協会と合同研修（８月３日付）
・広島生コン卸商協組　植木光理事長に聞く
製販の完全分離が鍵（８月３日付）
・静岡中東遠協組　掛川市と災害応急協定
給水支援、建機提供など（８月３日付）
・熊本工組　若手確保へ見学会
専門学校生ら３０名にＰＲ（８月３日付）
・三和建業　スラッジを乾燥・粉砕
ＪＩＳ外生コンに利用（８月３日付）
・中・高流動コンクリート採用拡大へ
職人不足を緩和（８月１０日付）
・並存ＳＳを統廃合　配船一元化
住友大阪・デンカ　物流提携を強化（８月１０日付）
・セメント　輸出環境改善の兆し
来期分交渉　価格是正へ（８月１０日付）
・値上げ、近く意思決定　東関東生コン協組
出荷不振　最低更新は必至（８月１０日付）
・北海道工組　開発局に需要確保要請
白舗装の積極採用を（８月１０日付）
・土木学会　インフラの健康度評価
河川・下水道　要注意、要警戒と判定（８月１０日付）
・連載２　セメント美術を語る　坂口英伸（８月１０日付）
・タレント坂下さんと対談　住友大阪ＣＳＲレポート（８月１０日付）
・炭価高の影響強まる　セメント大手５社
４～６月　太平洋・三菱マ　米国事業が堅調（８月２４日付）
・大分工場で飛灰処理　太平洋セメント
灰水洗で脱塩（８月２４日付）
・圧送　生コンとの連携深化
休暇、社会貢献、残コンなど（８月２４日付）
・検定で運搬技能向上　気仙沼生コン協組
構造物の長寿命化に貢献（８月２４日付）
・災害時に給水支援　山形県南生コン協組
１市３町１組合と締結（８月２４日付）
・土木・パイル　セグメント製品好調
４～６月期　工事利益率が改善（８月２４日付）
・建築製品　３社が増収増益
４～６月期　けい酸カルシウム板が好調（８月２４日付）
・エスイー　創業５０周年を祝う
１０００億円企業目指す（８月２４日付）

「コンクリート新聞」８月の特集
・北陸地区（８月３日付）
・四国地区（８月３日付）
・近畿地区（８月３日付）
・暑中（８月１０日付）
・関東一区の生コン（８月２４日付）
・中・高流動コンクリート（８月２４日付）

コンクリート新聞購読はホームページから　http://www.beton.co.jp/read.html　

1部売りの場合はお問い合わせフォームから　http://www.beton.co.jp/contactus.html

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○「第42回土木情報学シンポジウム」
9月28～29日　会場・土木学会　2階　講堂およびＡＢ会議室（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○講習会「高炉セメントまたは高炉スラグ微粉末を用いる鉄筋コンクリート造の設計・施工指針」
9月15日　会場・建築会館ホール（東京）　　
9月22日　会場・大阪科学技術センター（大阪）　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○［関東支部］講習会「プレストレストコンクリート構造の設計－学びやすい構造設計－」
9月27日　会場・建築会館ホール（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

・日本コンクリート工学会
○「高温環境下におけるコンクリートの性能評価に関する研究委員会」報告会
9月22日　会場・東京理科大学　森戸記念館（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

○「性能規定に基づくＡＳＲ制御型設計・維持管理シナリオ」に関するシンポジウム
9月26日　会場・品川区立総合区民会館　きゅりあん（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

○「建築分野へのジオポリマー技術の適用に関する研究委員会」報告会
9月29日　会場・品川区立総合区民会館　きゅりあん（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/


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│新│刊│
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│紹│介│
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3　新刊紹介「コンクリート技士試験完全攻略問題集2017年版/コンクリート主任技士試験完全攻略問題集2017年版」絶賛発売中！！！

監修：浅野工学専門学校
著者：コンクリート主任技士・技士試験完全攻略問題集作成委員会
体裁：A5判420ページ
定価：本体4,000円＋税

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4、文化情報（映画紹介）「ル・コルビュジエとアイリーン　追憶のヴィラ」
１０月１４日、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
配給：トランスフォーマー　
監督・脚本：メアリー・マクガキアン
出演：オーラ・ブラディ　ヴァンサン・ペレーズ　フランチェスコ・シャンナ　ドミニク・ピノン　アラニス・モリセット　アドリアーナ・Ｌ・ランドール
2015年 ベルギー＝アイルランド
建設関連業界の人ならだれもが知っている近代建築の巨匠ル・コルビュジエ(1887～1965）。彼は鉄筋コンクリートを利用した合理性を追求したモダニズム建築の提唱者であり、低層過密な都市よりも超高層建築で周囲に緑地帯を設ける方が合理的との提案は、以後の都市計画に大きな影響を与えた。
本作は、ル・コルビュジエが活動拠点としたフランスのカップ・マルタン海辺のヴィラ建築をめぐる知られざるエピソードを通して、ル・コルビュジエの隠れた人物像を炙り出した興味深い作品である。
ル・コルビュジエは、家具デザイナーのアイリーン・グレイと出会う。アイリーンは建築家で建築評論家である愛人のジャン・パドヴィッチから設計について教わり、南フランスのカップ・マルタン海辺のヴィラＥ.1027を手掛ける。1926年に建設を始めたヴィラは1929年に完成する。建物の所有を嫌ったアイリーンは、所有権をジャンに与えてしまう。雑誌編集者でもあるジャンは、雑誌にＥ.1027を掲載するが、アイリーンの名前は出さなかった。
そして1938年にＥ.1027に逗留することになったル・コルビュジエは、その建物を見て驚く。自分が提唱する「近代建築の5原則（ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面）」を初めて具現化したものであったからだ。称賛の気持ちはやがて激しい嫉妬に変わり、Ｅ.1027の壁に無断で壁画を描くことで自分の痕跡を残す。
アイリーンは壁画を見て心を痛める。完璧な設計の建物に、勝手に手を加えられたのだ。そしてジャンが亡くなり、所有権のなくなったＥ.1027は競売に掛けられる。
ル・コルビュジエはヴィラを自分が所有したいと考え、友人に購入させ、Ｅ.1027を生涯保護し続けるのだ。
監督・脚本のメアリー・マクガキアンは、ル・コルビュジエを擁護しない。ル・コルビュジエがジャン・パドヴィッチを批判する言葉をカメラに（観客に）向かって言う場面が幾つか挿入されるが、それはル・コルビュジエの主観でしかない。
ジャンもル・コルビュジエも、自立する女性アイリーンの業績を、嫉妬により横取りする浅ましい人物として描いているのは、女性監督ならではのシニカルな視点だろう。
原題の“THE PRICE OF DESIRE”（欲望の価値）とは3人の上昇志向を指しているのではなかろうか。ル・コルビュジエとアイリーン・グレイ、ジャン・パドヴィッチの人間像に対する批評的再現ドラマであり、フェミニズムの映画でもある。

公式サイト：　http://www.transformer.co.jp/m/lecorbusier.eileen/

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│編│集│
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│後│記│
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8月に入って関東地方はぐずついた天気が続き、特に東京都心部では連続21日間の雨を観測したとのこと。8月の降雨の連続最長期間は1977年に記録した22日間で、40年ぶりの長雨となったようです。といっても、小降りの日が多く、気温も涼しくなり過ごしやすかったものの、その後は再び猛暑日が復活。9月も上旬は厳しい残暑が続きそうですが、それでも例年通り、秋分の日（9月23日）を中心に彼岸の時期には暑さも和らぎ、本格的な秋を迎えることと思われます。ヒガンバナも咲き始める時期になり、公園や歩道沿いで咲いているアサガオやヒマワリ、オシロイバナなどとともに、晩夏から初秋の都心部に彩りを添えてくれそうです。（Ｔ・Ｍ）

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