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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.78）2018年11月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）「恐怖の報酬〔オリジナル完全版〕」
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」１０月のイチオシ記事

・生コン価格上昇が波及～大阪
大阪や神戸などで生コンの原材料価格や運搬費が徐々に上昇してきた。大阪広域生コンクリート協同組合（大阪市、木村貴洋理事長）が諸資材などの値上げに賛意を表明、組合員に対し受入れを推奨していることが背景にある。大阪広域協組への大同団結で生コン市況が大きく改善した効果が、周辺業界にも波及してきた格好だ。（１０月１８日付）

・市況対策強化を急ぐ～山梨生コン協組
山梨生コンクリート協同組合（甲府市、瀧田雅彦理事長）の最大の懸案事項だった組織率向上に向けた取組みがようやく実を結んだ。１０月１日付で三谷商事系列のヤマヨセメントと柳澤建設大協生コンクリートが正式加入し、組合員数は２社３工場増えて１３社１６工場となった。（１０月４日付）

「コンクリート新聞」１０月の主な見出し
・成長の歩み止めず　人材／資源が充実
太平洋セメント創立２０周年（１０月４日付）
・セメント業界再編２０年（１）
太平洋セメント初代社長　木村道夫氏（１０月４日付）
・沖縄初、高炉コン採用
耐久性向上　個人住宅に全量（１０月４日付）
・補修後の品質評価　再劣化に着目
ＪＣＩ　維持管理システム提案（１０月４日付）
・９月から試行工事　１９年度中に評価
国交省　生コン情報を電子化（１０月４日付）
・運搬中に性状把握
鴻池組　プローブシステム導入（１０月４日付）
・厚木新工場が竣工
ＧＣＰケミカルズ　効率・環境を追求（１０月４日付）
・広範囲に出荷好調　民需が支え
関東一区　不透明感根強く（１０月１１日付）
・人材確保へイメージ向上
生コン　先進事例を横展開（１０月１１日付）
・セメント業界再編２０年（２）
宇部三菱セメント元社長　氣仙伊作氏、前社長　上田淳氏（１０月１１日付）
・協組で路盤材販売　岩手協組
残／戻りコンを一括処理（１０月１１日付）
・広島で建設フェア
工組がミキサ車を展示（１０月１１日付）
・打重ねの不具合防止　大成建設　
情報共有システム開発（１０月１１日付）
・ストレート掘削で新工法　ジャパンパイル
設計の自由度増す（１０月１１日付）
・連載１０　再生骨材と生コン工場　ＡＣＲＡＣ（１０月１１日付）
・札幌の需要停滞続く
地震も響き１００万立方米割れに（１０月１８日付）
・セメント業界再編２０年（３）
住友大阪セメント社長　関根福一氏（１０月１８日付）
・１ＤＰの耐久性を評価
山口県　車両の回転場に採用（１０月１８日付）
・品質改善で成果発表
砕石フォーラム開く　５００人参加（１０月１８日付）
・ＥＣＭを土木初適用　寿命１・５倍
鹿島　ＣＯ２　６０％削減（１０月１８日付）
・大断面補修に威力発揮
リフレドライショット　施工見学会（１０月１８日付）
・現場打ち事例を報告
ＥＳＣＯＮ協会　共同研究進める（１０月１８日付）
・輸送力削ぐ納入変更　現場に協力要請
関東一区　運転手不足が慢性化（１０月２５日付）
・改正原案を承認
生コンＪＩＳ　フロー管理導入（１０月２５日付）
・セメント業界再編２０年（４）
太平洋セメント元社長　徳植桂治氏（１０月２５日付）
・来春に１０００円値上げ
北九州広域協組　８年ぶり価格改定（１０月２５日付）
・存在価値を高める　青年部研修会
吉野会長「同じ目標を共有」（１０月２５日付）
・消火用水の排出体験
静岡工組　イベントに出展（１０月２５日付）
・業界の発展に邁進
広島卸協組　４０周年記念式典開く（１０月２５日付）
・ＡＥ剤の価格改定
フローリック　１２月出荷分から（１０月２５日付）

「コンクリート新聞」１０月の特集
・砕石フォーラム２０１８（１０月４日付）
・ＳＬ材／下水道施設の防食（１０月４日付）
・循環型社会に貢献するセメント産業（１０月１１日付）
・広島地区生コンクリート卸商協同組合創立４０周年（１０月１１日付）
・全国生コンクリート協同組合連合会創立５０周年（１０月１８日付）
・全圧連３０周年（１０月１８日付）
・全国生コン青年部（１０月１８日付）
・宮崎県生コンクリート工業組合５０周年（１０月２５日付）

コンクリート新聞購読はホームページから　http://www.beton.co.jp/read.html　

1部売りの場合はお問い合わせフォームから　http://www.beton.co.jp/contactus.html

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○第10回道路橋床版シンポジウム
11月1～2日　会場・土木学会　2階　講堂他（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○「信頼性設計法に基づく土木構造物の性能照査ガイドライン」に関する講習会
11月6日　東京　　11月19日　大阪
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○第7回FRP複合構造・橋梁に関するシンポジウム
11月8～9日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○土木建設技術発表会2018
11月13日　会場・土木学会　2階　講堂他（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○第28回トンネル工学研究発表会
11月29～30日　会場・土木学会　2階　講堂他（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本コンクリート工学会
○[関東支部]「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針」講習会
11月20日　会場・桐生地域地場産業振興センター（群馬）　
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

・セメント協会
○第52回　セメント協会研究所講演会
11月9日　会場・セメント協会　研究所（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jcassoc.or.jp/

○セメント系固化材の利活用セミナー　－セメント系固化材の拡がる用途と役割－
11月28日　会場・仙台サンプラザ クリスタルルーム（宮城）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jcassoc.or.jp/

・コンクリートメンテナンス協会
○「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2018」
11月14日　会場・くにびきメッセ国際会議場（島根）　　　　　
詳細はこちら　　http://www.j-cma.jp/

・日本材料学会
○講演会「平成30年度第2回コンクリート用骨材部門委員会」
11月27日　会場・大阪産業大学梅田サテライトキャンパス（大阪）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jsms.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『恐怖の報酬〔オリジナル完全版〕』

11月24日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
配給：コピアポア・フィルム　
監督：ウィリアム・フリードキン　　脚本：ウォロン・グリーン　
原作：ジョルジュ・アルノー
出演：ロイ・シャイダー　ブルーノ・クレメル　フランシスコ・ラバル　アミドゥ
1977年　アメリカ　121分

今回紹介する作品は、1978年3月に日本公開された『恐怖の報酬』のオリジナル完全版である。アンリ＝ジョルジュ・クルーゾーの『恐怖の報酬』（53）を、『フレンチ・コネクション』（71）『エクソシスト』（73）で成功を収めたウィリアム・フリードキンが77年にリメイクした本作は、わが国での初公開時は92分であったが、オリジナル完全版は121分と約30分長く、原題も『WAGES　OF　FEAR』から『SORCERER』に変更されている。
アメリカでは121分版が公開されたが、『スター・ウォーズ』公開時と被さり、興行的に失敗、大赤字を出しため、日本など北米以外の国々では、監督に無断でカットした短縮版を公開、原題もクルーゾー版と同じタイトルに変更された。2013年にフリードキンは複雑な権利問題をクリアし、121分の４Kデジタルリマスター化に着手、今回わが国でも短縮版公開から40年目にして、ようやくオリジナル完全版の公開に至ったのである。
物語は、南米の山岳地帯の製油所の油井で爆発事故が発生、ニトログリセリンの爆風で消火することになる。4人のドライバーが2台のトラックで、密林を超え、320キロ先の火災現場に向かう、というもので、クルーゾー版と大きな違いはない。クルーゾー版では、ベネズエラのある街には不法移民が集まっている。油田火災が発生し、4人の不法移民のドライバーが2台のトラックでニトロを運ぶ。道を塞ぐ巨大な岩石をニトロで破壊するサスペンスはフリードキン版でも踏襲している。数々の難関を乗り越え、生き残ったのはマリオ（イヴ・モンタン）一人であった。多額の報酬を受け取り、浮かれ気分で街に戻る途中、運転ミスで崖から転落するエンディングだった。クルーゾーは、ニトロ運搬中に4人の性格、履歴を描いたが、フリードキンは冒頭で4人の犯罪行動を描き、逃亡の果て、南米の街に流れてくる。短縮版はそこをカットしていたので、4人の履歴がわからなかった。
スキャンロン（ロイ・シャイダー）は教会のビンゴゲーム大会を襲い、カネを強奪するが、神父を殺してしまう。神父はギャングのボスの弟で、どこまでもスキャンロンを追い詰める。
フランスの富豪のマンゾン（ブルーノ・クレメル）は証券取引所の頭取から不正取引を追及され、姿を消す。ニーロ（フランシスコ・ラバル）は殺し屋だ。メキシコでひと仕事を終えるとベラクルスを立ち去る。イスラエルでは、アラブ系の若者カッセム（アミドゥ）が時限爆弾入りのバッグを銀行に置いて立ち去る。バスに乗り込むと、銀行では大爆発が起こる。
この4人の犯罪者の特技が、ニトロ運搬中に活かされる。カッセムの巨岩爆破、山賊のようなゲリラをニーロの銃が一掃する。短縮版では冒頭のアメリカ、フランス、メキシコ、イスラエルのエピソードがカットされていたので、面白さが伝わってこなかった。
そして美術の素晴らしさに改めて感服した。丸太の橋の崩れ方、吊り橋のゆがみ方、穴だらけのトラック。息継ぐ間もない見せ場と緊張感の持続。生き残ったスキャンロンのシニカルなラストで、本作のテーマがようやく見えてくる。
『フレンチ・コネクション』のポパイ刑事の執念。『エクソシスト』の悪魔祓いで命を落とす神父。フリードキンの世界にブレはない。本作の出演者とスタッフの多くは亡くなっているが、フリードキンの執念は、彼らの功績に報いたのではないか。多層的原題の『SORCERER』の意味は何か。完全版復元を成し遂げたフリードキン自身のことではないか。

公式サイト：　http://sorcerer2018.com/
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│編│集│
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│後│記│
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先日、会社から帰宅して、パソコン作業などで長く使っているメガネをカバンから取り出してかけたところ、左目のレンズがないことに気づき、愕然としました。経年劣化のためか、何かのはずみにレンズが外れたようです。二十歳前後のころにも、駅で切符を買おうとした時に突然、メガネの片側のレンズが地面に落ち、音を立てて割れてしまい、びっくりした記憶があります。フレームの留め具部分が徐々に緩んでいたようですが、どんなものでも耐用年数があり、長く使っていればいろいろ傷んでくるもの。メガネに限らず、定期的なメンテナンスは大事で、個人的にも、酒ばかり飲んでないで、腰痛をはじめ、あちこちガタが来ている自分の体をもっとケアしないと、耐用年数が短くなる一方だと改めて思いました。（Ｔ・Ｍ）

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