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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.79）2019年1月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）「500年の航海」
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」１２月のイチオシ記事

・輸送力不足が深刻化～東京生コン協組
東京地区では、五輪施設工事や再開発工事などで最盛期入りした生コンの需要に輸送力が追いつかなくなってきた。相次ぐ納入予定の変更も相まって今秋以降、キャンセル待ち現場が急増している。さらに中庸熱セメントの需給逼迫で、中庸熱生コンの供給にも黄色信号が灯り始めている。東京地区生コンクリート協同組合（斎藤昇一理事長）は４日、登録販売店会議を開き、納入予定の精度向上をあらためて求めるとともに供給対策を打ち出した。（１２月６日付）

・新幹線工事が本格化～南越の生コン
北陸新幹線延伸工事（金沢～敦賀）向けの生コン出荷が本格化し、需給が逼迫している。南越地域では安定供給を維持するため、新幹線工事向けにコンクリートプラント（ＣＰ）船や現地プラントを活用する方針が決まった。（１２月１３日付）

「コンクリート新聞」１２月の主な見出し
・１２月に５社７工場加入
茨城南部協組　年明けから１０００円上げ（１１月２９日付）
・名古屋中心部で１ＤＰ
国交省発注　アスコンを打換え（１１月２９日付）
・３年ぶり４００万トン台　１０月販売
セメント　新幹線が後押し（１１月２９日付）
・１２月から７００円上げ
函館協組　原材料、輸送費を転嫁（１１月２９日付）
・適正化に向け努力　中国地区
需要開拓、集約化など（１１月２９日付）
・静岡工組青年部　堀内委員長に聞く（１１月２９日付）
・２社が増収増益　建築製品４～９月期
人件費、コスト高も影響（１１月２９日付）
・薬剤でモルタル除去　来年から欧州で実装
ＧＮＮ　残／戻りコンを再利用（１１月２９日付）
・輸送力逼迫続く
熊本　災復、民間工事がピーク（１２月６日付）
・再び生コン値上げへ
神奈川　膨らむ輸送コスト（１２月６日付）
・４年９か月ぶり２ケタ増
生コン１０月　官民とも出向好調（１２月６日付）
・来年６月から７００円上げ
東関東協組　セメント・輸送費上昇で（１２月６日付）
・生コン視点で４講演
全生工組連　事務局研修会開く（１２月６日付）
・値上げ姿勢強める　栃木砕石
運転手高齢化が深刻　７０歳以上が８％（１２月６日付）
・産学官で技術実装　ＪＣＩ中部支部
維持管理フォーラム　導入の課題議論（１２月６日付）
・設備削減ペースは緩慢　市況上昇も一因
　生コン　上半期１２工場減（１２月１３日付）
・複雑な形状に対応　特殊材料開発
太平洋セ　建設用３Ｄプリンタ向け（１２月１３日付）
・稼働率２期ぶり減　災害影響も
生コン　７～９月　首都圏は上昇（１２月１３日付）
・出荷ベースで値上げ　ブロック値差解消
岩手県南協組　来春に１０００円以上（１２月１３日付）
・設立４０周年祝う　栃木工組
活性化へ一致団結（１２月１３日付）
・点検／診断に進出を　福島工組
福手教授　生コン工場に促す（１２月１３日付）
・国道でＳＥＣ採用
ＳＥＣ協会　鳳坂トンネルを視察（１２月１３日付）
・連載１２　再生骨材と生コン工場　ＡＣＲＡＣ（１２月１３日付）
・特需は短工期、瞬発力がカギ
２０１８年の生コン　市況は全国的に堅調（１２月２０日付）
・来春、復興プラント閉鎖
宮城　需要のピーク越えで（１２月２０日付）
・値上げの難所で上伸
セメント　来年も需要堅調（１２月２０日付）
・地整局長と意見交換
東北地区本部　公共事業拡充を要望（１２月２０日付）
・全国にフィードバック　試験場職員研修
全生連「参加型の研修会」（１２月２０日付）
・価格調査方法見直しを
九州地区本部が地整に要請（１２月２０日付）
・塩害、ＡＳＲ対策に有効
ＦＡ協会　北陸の活用例報告（１２月２０日付）

「コンクリート新聞」１２月の特集
・コンクリート舗装（１２月６日付）
・スリップフォーム工法／舗装・構造物施工（１２月６日付）
・神奈川県の生コン（１２月１３日付）
・太平洋セメント（１２月２０日付）　

コンクリート新聞購読はホームページから　http://www.beton.co.jp/read.html　

1部売りの場合はお問い合わせフォームから　http://www.beton.co.jp/contactus.html

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○平成30年度　地盤工学セミナー
1月9日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○トンネル・ライブラリー「トンネルの維持管理の実態と課題」講習会　
1月16日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○「複合構造におけるコンクリートの収縮・クリープの影響に関する最新動向」講習会　
1月22日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○第11回SIPインフラ社会実装促進会議（最終報告会）
1月24日　会場・東京大学　安田講堂（東京）
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○[関東支部] 既刊図書講習会「建築構造物の動的性状と解析－学びやすい構造設計－」
1月16日　会場・建築会館ホール（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○[関東支部] 既刊図書講習会「耐震構造の設計－学びやすい構造設計－」
1月23日　会場・建築会館ホール（東京）　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○2018年度建築生産セミナー「建築生産データ計測の最先端」
1月23日　会場・建築会館会議室（東京）
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

・セメント協会
○事例から学ぶ セメント系材料の基礎知識セミナー　－コンクリート舗装・セメント系固化材・セメント系補修材の事例から－
1月31日　会場・ホテルルブラ王山（愛知）　　　　
詳細はこちら　　http://www.jcassoc.or.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『500年の航海』
2019年1月下旬より　シアター・イメージフォーラムにて公開
配給：シネマトリックス　
監督・脚本・撮影・編集・美術・主演：キドラット・タヒミック
2017年　フィリピン　161分

マゼランによる世界周航から500年。本作はマゼランとその奴隷エンリケの物語。
フィリピンの奇才キドラット・タヒミックが描く本作は、実はマゼランは旅の半ばで命を落とし、本当に世界一周を果たしたのはマラッカ出身の奴隷エンリケだったというストーリーである。
しかも、35年の歳月を費やして完成させた本作は、時間軸を解体し、奴隷エンリケの輪廻転生の物語に再構成した。そしていたるところに警句と暗喩を散りばめ、哲学と経済学によるドキュメントとフィクションの混合した戯作とした。つまりホラ話を楽しめばよいのだ。
山岳育ちの少年エンリケは、風に吹き飛ばされ、海に落ち、海賊に拾われる。マラッカの奴隷市場で中国商人に売られるが、マラッカに到着したマゼランが家具と一緒にエンリケも購入。木彫り技術に秀でたエンリケの才能が見込まれ、修道院に貸し出される。貸出費用は航海の助けになった。スペインではカルロス一世に謁見、航路開拓の資金調達を願い出る。カルロス一世の姪のエリザベータは15年笑っていなかったが、エンリケには心を開き、笑顔を見せた。カルロス一世は、姪の自閉症を治すためにエンリケを借りたいとマゼランに申し入れる。こうして大航海に出発。
船上でエンリケを相手にチェスをするマゼラン。「エンリケも考える。彼は一生奴隷でいる気はない」。マゼランは「私が死んだらお前は自由だ」と遺言を残す。1521年3月21日、フィリピンを発見、そして4月27日、マクタン島で征服者に屈しなかった先住民にマゼランは殺され、エンリケは自由の身となる。
二重露光の写真、ヨーヨー、石の彫刻、現代の山奥で出会う画家と老人。老人は画家に名前を尋ねる。「エンリケ」。老人は言う、「私はフェルナンド」。フェルナンド・マゼランとエンリケの輪廻転生の物語…。
エンドマークに「？」が加わり、タヒミックが「ディレクターズカットが見たいって」と問いかけ、奴隷の損益分岐点など新しい切り口で物語を再構成する。そしてこの物語が、自由、言語、航海＝人生、価値観について語っていることに気づかされるのだ。
ヴェルナー・ヘルツォークの『カスパー・ハウザーの謎』（74）の引用はランゲージについて。二重露光の写真はヴィム・ヴェンダースの『都会のアリス』（73）『パリ、テキサス』（84）における写真の風景を探す旅を思わせる。そしてピーター・ジャクソンの『コリン・マッケンジー　もうひとりのグリフィス』（96）のような、ドキュメントとフィクションの混在。タヒミックの語り口はゴダールのように自由奔放だ。
35年かけて撮り続けた本作は、撮影機材が16ミリからビデオ、高度なデジタル機材へと移行していることがわかる。タヒミックの四世代ファミリーが出演する本作は、幾度も中断を余儀なくされながらも、家族の支えがあって完成にこぎつけたことがうかがえるのだ。
驚きと笑いの2時間40分。びっくり箱のような映画である。

Twitter：　https://twitter.com/tahimik_japan
公式サイト（映画祭タイトル『お里帰り』）：　
http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=167

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│編│集│
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│後│記│
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ＪＲ東京駅で「エスカレーター歩行防止対策」の試行が始まりました。転落や転倒など事故防止のため「２列で立ち止まって乗る」ことを広めるねらいで、安全性はもちろん大事だが、通勤・通学時間帯の混雑ぶりを考えると諸手を挙げて賛成とも言えないというところでしょうか。安全性といえば、都心部の地下鉄などでみられる長距離のエスカレーターは、地下深くの駅までの高さも結構あって、特に下り方向は体感的に傾斜がきつく、下を見ると足がすくんだり、吸い込まれそうになるなど、個人的にも年々こわさを感じるようになってきました。最近は駅でも、距離が長く、高さがある下り階段はしばし足を踏み外しそうになることが増えており、エスカレーターの件を含め、今後はなるべく安全重視でいこうと思います。（Ｔ・Ｍ）

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