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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.96）2020年4月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）『一度も撃ってません』
4　編集後記

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1、 「コンクリート新聞」３月のイチオシ記事

・過去最低の２６０万ｍ3に～東京生コン協組
東京都心で生コン需要の低迷が長期化している。今年度の東京地区生コンクリート協同組合（中央区、斎藤昇一理事長）の生コン出荷数量は前年度に比べて約１００万ｍ3減の２６０万ｍ3程度となり、過去最低を更新する見通しになった。現場の人手不足などを背景に、新規着工が遅れ、工事の端境期が続いている。２０２０年度は一転、３３０万ｍ3と大台に戻る見込み。ただ、上期はオリンピック・パラリンピック開催による工事停滞もあって低空飛行が続き、本格回復は下期以降になりそう。同協組が今春から着手する値上げにとって需要不振は逆風となるが、「強い姿勢を貫いていく」（斎藤理事長）と一気の満額浸透を目指す構えだ。（３月５日付）

・国直轄工事、中止は２％～新型コロナ
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、国土交通省が先月末に打ち出した直轄工事の一時中止や工期延長に対し、実際に工事の一時中止などを申し出た受注者は１６日時点で約２００件と、２月２７日時点の国直轄工事約９０００件に対しわずか２％にとどまった。調査・設計や入札などの業務は、全体の１０％にあたる約１２００件が一時中止となっている。足元では、生コン業界における新型コロナの影響は軽微だが、先行きには不透明感が漂っている。（３月１９日付）

「コンクリート新聞」３月の主な見出し
・直轄工事を一時中止　国交相表明
新型コロナ拡散防止で　生コンにも影響（３月５日付）
・低空飛行依然続く　２０年度予想
セメント国内需要４１００万トン（３月５日付）
・井本氏が社長に昇格
宇部三菱　副社長は平野氏（３月５日付）
・誇り持って生コン供給
香川品監　２８工場に合格証交付（３月５日付）
・４月から５００円値上げ
吾妻協組　コスト増を転嫁　５年ぶり（３月５日付）
・４か月連続前年割れ　１月販売
セメント　東北、関東一区で不振（３月５日付）
・土木現場にロボ導入　鹿島建設
生産性／業務効率を向上（３月５日付）
・高流動コン圧送を検証
建築学会近畿支部　実験で性状、品質確認（３月５日付）
・安定剤の項目新設　全国品監
ＪＩＳ改正に対応　会議規程も改正（３月１２日付）
・香川生コン工組　安全守る業界ＰＲ
新ステッカーを作成（３月１２日付）
・震災から丸９年
復興工事総仕上げへ（３月１２日付）
・粘土鉱物で高流動コン
岐阜大学　安部日鋼と特許申請（３月１２日付）
・現場検査の技能評価　採取認定
四国で初、試験開催　３７人が受験（３月１２日付）
・ＩＣＴ施工を実証　ＣＤＭ研究会
深層混合処理の新工法（３月１２日付）
・開催是非に悩む団体　総会シーズン
新型コロナ　懇談会中止の動きも（３月１２日付）
・社員休業で助成金　休校対応も
厚労省　製造業にも特例拡大（３月１２日付）
・総回収日数１００日切る　調査以来初
生コン卸　代金決済の改善進む（３月１９日付）
・大阪広域生コン協組　生産性向上に挑む（上）（３月１９日付）
・スランプ推定で省力化　ＡＩ活用で
ゼネコン　受入れ検査の省略も（３月１９日付）
・埼玉最大規模の１ＤＰ
県道補修で１７３ｍ3打設（３月１９日付）
・災害廃棄物処理で協定
住友大阪　船橋市と締結（３月１９日付）
・充填を「見える化」
戸田建設　シート状センサ拡充（３月１９日付）
・ＵＦＣ床版で重量半減
阪高／鹿島　ひび割れの抑制も（３月１９日付）
・組積造の可能性探る　工法提案も
建築学会　フィリピンでの成果報告（３月１９日付）
・上昇続く生コン市況
協組、採算確保に尽力（３月２６日付）
・園児の絵を貼付　４園目
三多摩ギャラリー　２７台に（３月２６日付）
・新型コロナ対策で配布
大阪広域　ポスターを組合員に（３月２６日付）
・大阪広域生コン協組　生産性向上に挑む（下）（３月２６日付）
・千葉、値上げ出そろう
北総協組　１０月から建値改定（３月２６日付）
・大阪広域協組　赤黒調整の格差縮小
臨時総会　来年度事業計画など承認（３月２６日付）
・強風／地震に強い製品
エスビック／ユニソン　かぶり厚さを確保（３月２６日付）
・城北小野田レミコン　２号プラント竣工（３月２６日付）

「コンクリート新聞」３月の特集
・東京都の生コン（３月１２日付）
・静岡県（３月１２日付）
・生コンクリートの品質管理監査（３月１９日付）
・住友大阪セメントグループ関連技術（３月１９日付）
・生コン産業の新展開（３月２６日付）

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・日本建築学会
○[関東支部]第5回 男女共同参画推進委員会 懇談会「働き方改革を先導する建築産業の未来を考える」
4月17日　会場・建築会館会議室（東京）
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『一度も撃ってません』
4月24日よりＴＯＨＯシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給：キノフィルムズ　　製作：木下グループ
監督・企画：阪本順治　　脚本：丸山昇一　　撮影：儀間眞悟　　音楽：安川午朗
CAST：石橋蓮司　大楠道代　佐藤浩市　岸部一徳　桃井かおり　豊川悦司　江口洋介　妻夫木聡　井上真央　柄本明　新崎人生　小野武彦　前田亜季　寛一郎　渋川清彦　柄本佑　濱田マリ　堀部圭亮　原田麻由　二ノ宮隆太郎
2020年　100分

伝説の殺し屋を主人公にした、阪本順治監督、丸山昇一脚本によるハードボイルド・コメディ。主演は石橋蓮司。55年にデビューし、以来アクションからアート系作品まで膨大な数の作品に出演し、現役で活躍している。その石橋が、トレンチコートにサングラス、帽子で決めた殺し屋スタイルで登場するのだから嬉しくなる。しかも出演者の顔ぶれが、幾本もの映画が撮れそうなくらい豪華。石橋蓮司主演作という企画を聞きつけて次々と仲間たちが参戦、これも石橋蓮司の人徳の賜物だ。しかも登場人物のキャラクターは、バックグラウンドがしっかりしているので、役作りのためのリサーチ、技術習得が入念になされており、怪しいキャラクターを楽しんで演じていることが観る者にも伝わってくる。
製作はキノフィルムズ。ここは、日本映画をダメにしている「製作委員会」方式を執らないので、作家性の強い作品を生み出している。スタッフ、キャストの意見が作品に反映される土壌ができている一例として、佐藤浩市が阪本順治監督に、佐藤の息子の「寛一郎を起用すれば、親子三代を演出したことになるぞ」と言ったことから本作は親子出演が実現した。

ストーリーは単純なようで、実は人間関係が複雑だ。作家の市川進（石橋蓮司）は74歳。都会のバーに夜な夜な出没し、やめ検（岸部一徳）、元ミュージカル歌手（桃井かおり）らから情報収集をしている伝説のヒットマン。しかし、本当の姿は売れない小説家だった。小説のリアリティに拘り過ぎ、本当に殺しの依頼を受けてしまい、本物のヒットマン（妻夫木聡）に仕事を外注、その仕事ぶりを取材しては執筆に反映させていたのだ。そんな市川が、中国人ヒットマン（豊川悦司）に命を狙われ、さらに妻（大楠道代）は夫が毎晩出かけるのは浮気かと疑い尾行する。殺し屋と妻がバーに乱入し、結果、全員がバーに集結。長い夜が始まる…。

本作には、70年代日本映画のハードボイルド・アクションの刻印が見られる。それは黒澤満、角川春樹製作作品に対するリスペクトであり、映画ファンへの敬意が感じられるのだ。

公式サイト：　http://eiga-ichidomo.com/
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│編│集│
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│後│記│
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ＪＲ山手線の高輪ゲートウェイ駅が１４日、暫定開業となりました。１９７１年に開業した西日暮里駅以来の新駅で、折り紙をイメージした大きな屋根を備え、案内ロボットなどの新技術を導入しているのも特徴的です。今後は同駅を挟んだ品川・田町周辺エリアにオフィス、ホテル、商業施設といった高層ビル群が建設され、２０２４年度に全面開業となるとのこと。また、地下鉄を含めて都内周辺の駅改良工事も進められ、木造建築だったＪＲ原宿駅でも２１日から新駅舎がオープンしました。ホームドアの設置場所も着実に増え、安全性や利便性が高まっています。あとは、少しでも早く新型コロナウイルスの問題が落ち着いて、生まれ変わりつつある駅を通じて人々が活発に行き来し、街も店舗も、本来のにぎわいを取り戻してほしいところ。ただ、桜並木は独り、あるいは少人数でゆっくり散策したいものです。（Ｔ・Ｍ）

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