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▲▼○▼　　　　コンクリート新聞　メールマガジン
▼▲▼　　　　　　　　　　　　　　 （Ｖol.127）2022年10月号　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎月28日発行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　発行所　株式会社コンクリート新聞社
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今月のメールマガジンの内容
1　イチオシ記事（コンクリート新聞から選りすぐりの記事をご紹介）
2　講演会、セミナー情報
3　文化情報（映画）『君だけが知らない』
4　編集後記
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1、 「コンクリート新聞」９月のイチオシ記事

・来春、販売価格２万4500円に～大阪広域協組
大阪広域生コンクリート協同組合（木村貴洋理事長）は、大幅なセメント値上げ要請に対し、トン当たり５０００円を段階的に受け入れる。昨秋以来、未曽有の石炭高などによりセメントメーカー各社が２度にわたる大幅値上げを表明したことを受けた措置。ほぼ満額回答となる。また、来春実施する生コン価格の改定で、販売価格を呼び強度１８の普通コンクリートで定価から１０００円引きとなる２万４５００円とすることを決めた。上げ幅は現行価格に対し５７００円となる。セメント値上げ受け入れとともに、８月２３日に開いた理事会で決議し、同日の販売店会議で説明した。（９月１日付）

・旧契約、10月出荷分から値上げ～東京協組
東京地区生コンクリート協同組合（東京都中央区、斎藤昇一理事長）は約５００万ｍ3に上る旧契約の値上げに踏み切る。セメントなど原材料の価格高騰や運搬など諸費用の上昇で予想以上にコストが膨らみ、事業継続に黄色信号が灯り始めているためだ。２０１７年１２月から２２年５月までの旧契約を対象に、１０月１日出荷分からｍ3当たり５００円引き上げる。旧契約値上げだけではコスト増に到底追い付かないため、剰余金を取り崩し、組合員各社に配分する。また、来春をメドに契約方式を「出荷ベース」に変更する。再値上げの幅を含め今月中に詳細を固め、来月中旬に発表する。（９月２２日付）

「コンクリート新聞」９月の主な見出し
・セメント輸出が減速
石炭高騰で採算悪化（９月１日付）
・函館で集約化進展
３０％超の合理化実現　稼働６工場（９月１日付）
・生コン　三大都市圏で出荷低調
７月　関東二区のみプラス（９月１日付）
・３か月ぶり前年比減
セメント　都市圏振るわず　７月国内（９月１日付）
・１０月に緊急再値上げ
富山協組　既契約にも来春適用（９月１日付）
・栃木砕石　輸送維持へ運賃上げ
需要期にダンプ確保難（９月１日付）
・米金商店　子供の職業体験
キッズタウンぎふに出展（９月１日付）
・道路点検、着実に進展
地方道の修繕完了１０％　メンテ年報（９月１日付）
・粒状骨材使い舗装コン
RRCS　CPコンの一環で　GI基金の一環（９月８日付）
・省エネ型新造船が就航
MUCCカラーを初適用（９月８日付）
・全生連　表示への早期反映進む
生コン　３か月で成果４割（９月８日付）
・全工場で給与見直しへ
大阪広域協組　再来年春メドに（９月８日付）
・残コン、来春有償化
東京協組　発生抑制を促進（９月８日付）
・洋上風力発電に参入
曾澤高圧　エネルギー自立目指す　３ＤＰ採用（９月８日付）
・３年半ぶり値上げ
南加賀協組　１０月出荷分から1500円（９月８日付）
・白舗装で修繕広がる
国交省　選定の手引き活用（９月８日付）
・環境配慮コン　万博向け実装目指す
実大試験体に打設（９月１５日付）
・米国事業に積極投資
太平洋セメント　事業エリア拡大視野（９月１５日付）
・湘南再値上げ、１２月３５００円
神奈川西部　来春出荷ベース（９月１５日付）
・スランプ保持性を向上
山宗化学　AE減水剤で新製品（９月１５日付）
・施工性を大幅改善
竹中工務店／竹本油脂　高流動・低収縮コン開発（９月１５日付）
・問題解決の手法学ぶ
熊本工組　経営管理者らが参加（９月１５日付）
・残コンゼロ化に貢献
前田建設　覆工コン打設を可視化（９月１５日付）
・強靭化、計画的に推進
国交省　脱炭素化、ＤＸにも重点　２３年度概算（９月１５日付）
・再建　中予生コンクリート協組の記録（５）花井秀裕（９月１５日付）
・CO2収支をマイナス
鹿島　埋設型枠で１１６枚使用　ＧＩ基金活用（９月２２日付）
・化学の力で性状保持
混和剤　製品化の流れ加速（９月２２日付）
・群馬中央協組　来年２月に２０００円上げ
セメント大幅値上げが直撃（９月２２日付）
・安全大会を名称変更
砕石関東　ＳＤＧｓも意識（９月２２日付）
・品質評価アプリ開発
鹿島　ＡＩで検査の質向上（９月２２日付）
・ＣＯ２回収型製造設備
太平洋セ　実証機建設に着手（９月２２日付）
・維持管理、総力戦で挑む
国交省　今後のあり方を提言へ（９月２２日付）
・土木遺産２３件を公表
土木学会　室蘭港湾施設など（９月２２日付）

「コンクリート新聞」９月の特集
・セメント系固化材による地盤・土質の改良技術（９月１日付）
・コンクリート構造物の維持・補修（９月８日付）
・スラグ（９月１５日付）　
・コンクリート用化学混和剤メーカー（９月２２日付）

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1部売りの場合はお問い合わせフォームから　http://www.beton.co.jp/contactus.html

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2、 行事

※プログラムの詳細、受講料、申し込み方法等は主催者ホームページをご覧ください。

・土木学会
○2022年度　構造工学における有限要素法の基礎と応用講習会
10月4～5日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○「構造ヘルスモニタリングと目視点検の融合」に関する講習会
10月6日　会場・土木学会　2階　講堂（東京）、Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○性能に基づく橋梁の耐震構造計画・設計法に関する研究小委員会　成果報告会
10月12日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

○第12回道路橋床版シンポジウム
10月26～27日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jsce.or.jp/

・日本建築学会
○eラーニング「建築工事標準仕様書・同解説 JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事」改定講習会
2023年3月16日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

○eラーニング「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針」改定講習会
2023年3月16日まで　会場・Web　　　　
詳細はこちら　　http://www.aij.or.jp/

・日本コンクリート工学会
○2022年度コンクリート技術講習会 ―基礎から応用まで、コンクリートの技術の要点をオンデマンド動画講習で学ぶ ―　
10月15日～11月30日　会場・Web
詳細はこちら　　http://www.jci-net.or.jp/

・コンクリートメンテナンス協会
○「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2022」
10月3～4日　福岡　　　　　　
詳細はこちら　　http://www.j-cma.jp/

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3、 文化情報（映画紹介）『君だけが知らない』
10月28日よりシネマート新宿ほか全国順次公開
配給：シンカ　
監督・脚本：ソ・ユミ　
出演：ソ・イェジ、キム・ガンウ、パク・サンウク、ソンヒョク
2021年　韓国　100分

韓国映画は、監督の世代交代が著しく、重鎮のイム・ゴンテク、ぺ・チャンホなどは現役を退き、90年代から２０００年初めに登場して、いまだ現役なのはホ・ジノ、イ・チャンドン、パク・チャヌク、ホン・サンスくらいしか思い浮かばない。
韓国映画は新世代の進出が目覚ましいが、残念ながら力量不足が目に付くし、韓国映画特有の、アクション、カーチェイスを無理やり盛り込む、観客に媚びた作りから逃れられない作品が多い。これは、日本の配給会社がエンタメ系の作品を中心に買い付けていることもあるが、イム・ゴンテク、ホ・ジノ、イ・チャンドンといった名匠の作品から韓国映画の魅力を知ったものからすると残念な状況だ。
それでも、映画作家としての文体、表現を持った新人監督も出てきてはいる。最近では、『はちどり』のキム・ボラなどの女性監督の進出に注目している。

本作も女性監督ソ・ユミンのデビュー作で、捻りの効いたミステリーである。記憶喪失、予知夢、家族入れ替わりといったネタを解体・再構築して、新たな切り口を見出すのに成功している。
事故に遭い、記憶を失ったスジン（ソ・イェジ）。やさしい夫のサポートで日常生活を取り戻していくが、同じマンションに住む少女が交通事故に遭う幻覚を見て、少女を護ろうとする。そして女学生が男に襲われる幻覚や、殺人事件の予知夢を見る。自分が見知らぬ男と一緒の写真。次々に提示される謎。そして殺人犯は誰なのか。
ネタばれになるので、詳しくは書けないが、筆者も、最初は伏線に気づかなかったものの、観ていて何かおかしい、とは思った。例えば、少女に話しかけても反応がない。あとで、なるほどと伏線に気づいた。ほかにも伏線がありそうだ。
ともあれ、急にやさしくなった夫（妻）には気をつけたほうがよい、という警告が恐ろしい。これはソ・ユミン監督が感じた日常の恐怖から、複雑なオリジナル脚本を作り上げた。その手腕は見事。アート系、エンタメ系、どちらの好みにも満足できる作品だ。

公式サイト：　https://synca.jp/kimishira/
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│編│集│
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│後│記│
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最近は小学生の授業にも取り入れられているプログラミング教育。筆者も数年前、プログラミングに関心を持ち、マイコン用でよく使われているC言語（Ｃ＋＋）や、モバイル系で一般的なJavaScriptの入門書で多少勉強したことがあり、慣れればそれほど難しくないかなと感じました。書籍をみながら、例えば（入門書には大概出てくる）「Hello」とかポップアップ表示されたりすれば、ちょっとはうれしいもの。代表的な３Dゲーム用のPythonや開発環境のUnityもかじったことがあり、使いこなすのは無理にせよ、ほんの数行でも、自分で書いたプログラムが動けば楽しいわけで、もう少し勉強していろんなソフトが書けたらきっと面白いはず。ただ、そもそも、プログラミング言語の基本構文がさっぱり覚えられないのですが。（Ｔ・Ｍ）

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