科学協会メールマガジン「科学BiYoRi 2018年7月号」日本科学協会の2017年度活動のご報告
2018/07/17 (Tue) 18:00
XXXX 様
この度の西日本豪雨により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
日本科学協会から発信するメールマガジン「科学BiYoRi」をお送りいたします。
先日、本会の定時評議員会にて、2017年度の事業報告、決算報告が承認されました。
今回は、2017年度の本会の活動についてのご報告をお送りいたします。
●科学振興のための研究助成
他から研究助成が受け難い若手中心の優れた研究者に助成を行い、若手研究者の育成をすることにより、科学研究の振興を図りました。
基礎的な学術分野において、新規性、独創性、萌芽性のある研究を奨励し、研究向上への契機とその意欲を盛り上げ、若手研究者の育成に努めました。
本年度は本研究助成制度創立30周年に当たり、今までの実績や各種データなどを報告書としてまとめ、30年の成果を広く伝えました。
【今年度の実績】
助成金額:213,280,970円
助成件数:392件
(※海外発表助成を含む)
●日中相互理解促進のための国際交流活動
日本で収集した図書の中国の大学への「図書寄贈」、中国の若者等を対象とした「日本知識大会」、「笹川杯作文コンクール」、「“本を味わい日本を知る”作文コンクール」、日本の若者を対象とした「Panda杯作文コンクール」等の各事業を通じて、日中相互理解と友好交流の促進、日本語教育の振興に貢献いたしました。
本年度の「日本知識大会」は、史上最多となる116校が参加いたしました。
“等身大の日本を知ってもらう”というコンセプトで、教科書的な問題だけでなく、経済情報、エンタメ、ローカル情報等々、幅広い範囲で出題をいたしました。大会上位の大学、個人は日本へ招聘し、さらなる日本への理解、そして日本人との交流を行いました。
●地球科学の理解促進のための出前授業
「もしも地球が立方体だったら、地球表面の環境はどのように変わるか」ということを科学的に予測した短編映像を用いた出前講義やサイエンスカフェ等を行いました。
本年度は、小学生や高校生、市民等を対象とし、15件、およそ1,500名の方を対象に実施いたしました。
武雄青陵中学校で出前講義では、山本勝先生(九州大学応用力学研究所)を講師として、太陽系の成り立ちや地球型惑星と木星型惑星との違い、立方体地球という設定で現れる様々な大気環境などを題材に比較惑星学、金星気象学の話をしたところ、子供たちは熱心に耳を傾けておりました。
●科学実験データベース
広く世界で活用されている伝承的な実験から最近開発されたユニークな実験まで様々な科学実験事例を収集網羅し、これに実験内容や方法のほか、分野、対象年齢、難易度などの検索項目を設けたデータベースをWebサイト上で広く公開しております。
本年度は、新規データの入力と従来のデータの見直し 、検索ワードの追加、動画の追加、関連実験のリンクの作成をいたしました。
●高校生のためのサイエンスメンター事業
科学好きな理系高校生の課題研究に対し、その分野の専門家等から学校教育の枠にとらわれない専門的な研究手法等の指導を行うメンター事業を、17組17名の高校生を対象とし、実施いたしました。
今年度から事業のサイクルを9月から8月に変更し、高校生活に合わせたスケジュールにし、3月末には高校生同士の交流させるワークショップを開催いたしました。
なお、2014年度、15年度に本制度を利用し、研究を深めた学生が、高校在籍中に論文を投稿したところ、専門学会誌に掲載されるという快挙を果たしました!
●生命科学テキストの製作
「生命科学テキスト」は、若い学生をはじめ、広く一般に生命科学の基礎知識を身につけてもらうことを目的に、人間の生命や医療、生活、社会と関わる公益生命学の視点から「人間は社会の中で生きる生命である」というコンセプトのもと、大学等教育機関で活用する新しい教材として制作してきました。
本年度は、電子テキストの改訂を終え、Web版の制作を行いました。また、講演会での活用やトライアル授業の実施等を行いました。
●科学隣接領域の研究
自然科学の枠を超えた領域の専門家が集まり、宗教、倫理、アートを切り口に科学研究や研究者について議論と考察を重ね、今後の若手研究者の育成について討議しています。
2017年7月2日には日本財団ビルにて「宗教と科学」をテーマにセミナーを開催し、『科学と宗教 対立と融和のゆくえ』の出版(2018年4月25日)を行い、研究の成果を広めております。
■募集中■
▼受賞して中国においでよ!「@Japan わたしと中国」をテーマに作文を募集しております!
http://c.bme.jp/17/2626/160/XXXX
▼小中学生を対象にした夏休みワークショップを開催します!
http://c.bme.jp/17/2626/161/XXXX
■今月の科学川柳■
▼熱中症 クーラーつけすぎ 冷房病(神奈川県・ベンジャミンさん)
皆様からの科学川柳を募集しております。
投稿はこちらから
→http://c.bme.jp/17/2626/162/XXXX
メールマガジンの配信解除はこちらからお願いいたします。
http://c.bme.jp/17/2626/163/XXXX
メールマガジンに関するご意見、ご感想をお待ちしております。
アンケートフォーム:
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本メールマガジンに関するお問い合わせはこちらから
メール:soumu@jss.or.jp
この度の西日本豪雨により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
日本科学協会から発信するメールマガジン「科学BiYoRi」をお送りいたします。
先日、本会の定時評議員会にて、2017年度の事業報告、決算報告が承認されました。
今回は、2017年度の本会の活動についてのご報告をお送りいたします。
●科学振興のための研究助成
他から研究助成が受け難い若手中心の優れた研究者に助成を行い、若手研究者の育成をすることにより、科学研究の振興を図りました。
基礎的な学術分野において、新規性、独創性、萌芽性のある研究を奨励し、研究向上への契機とその意欲を盛り上げ、若手研究者の育成に努めました。
本年度は本研究助成制度創立30周年に当たり、今までの実績や各種データなどを報告書としてまとめ、30年の成果を広く伝えました。
【今年度の実績】
助成金額:213,280,970円
助成件数:392件
(※海外発表助成を含む)
●日中相互理解促進のための国際交流活動
日本で収集した図書の中国の大学への「図書寄贈」、中国の若者等を対象とした「日本知識大会」、「笹川杯作文コンクール」、「“本を味わい日本を知る”作文コンクール」、日本の若者を対象とした「Panda杯作文コンクール」等の各事業を通じて、日中相互理解と友好交流の促進、日本語教育の振興に貢献いたしました。
本年度の「日本知識大会」は、史上最多となる116校が参加いたしました。
“等身大の日本を知ってもらう”というコンセプトで、教科書的な問題だけでなく、経済情報、エンタメ、ローカル情報等々、幅広い範囲で出題をいたしました。大会上位の大学、個人は日本へ招聘し、さらなる日本への理解、そして日本人との交流を行いました。
●地球科学の理解促進のための出前授業
「もしも地球が立方体だったら、地球表面の環境はどのように変わるか」ということを科学的に予測した短編映像を用いた出前講義やサイエンスカフェ等を行いました。
本年度は、小学生や高校生、市民等を対象とし、15件、およそ1,500名の方を対象に実施いたしました。
武雄青陵中学校で出前講義では、山本勝先生(九州大学応用力学研究所)を講師として、太陽系の成り立ちや地球型惑星と木星型惑星との違い、立方体地球という設定で現れる様々な大気環境などを題材に比較惑星学、金星気象学の話をしたところ、子供たちは熱心に耳を傾けておりました。
●科学実験データベース
広く世界で活用されている伝承的な実験から最近開発されたユニークな実験まで様々な科学実験事例を収集網羅し、これに実験内容や方法のほか、分野、対象年齢、難易度などの検索項目を設けたデータベースをWebサイト上で広く公開しております。
本年度は、新規データの入力と従来のデータの見直し 、検索ワードの追加、動画の追加、関連実験のリンクの作成をいたしました。
●高校生のためのサイエンスメンター事業
科学好きな理系高校生の課題研究に対し、その分野の専門家等から学校教育の枠にとらわれない専門的な研究手法等の指導を行うメンター事業を、17組17名の高校生を対象とし、実施いたしました。
今年度から事業のサイクルを9月から8月に変更し、高校生活に合わせたスケジュールにし、3月末には高校生同士の交流させるワークショップを開催いたしました。
なお、2014年度、15年度に本制度を利用し、研究を深めた学生が、高校在籍中に論文を投稿したところ、専門学会誌に掲載されるという快挙を果たしました!
●生命科学テキストの製作
「生命科学テキスト」は、若い学生をはじめ、広く一般に生命科学の基礎知識を身につけてもらうことを目的に、人間の生命や医療、生活、社会と関わる公益生命学の視点から「人間は社会の中で生きる生命である」というコンセプトのもと、大学等教育機関で活用する新しい教材として制作してきました。
本年度は、電子テキストの改訂を終え、Web版の制作を行いました。また、講演会での活用やトライアル授業の実施等を行いました。
●科学隣接領域の研究
自然科学の枠を超えた領域の専門家が集まり、宗教、倫理、アートを切り口に科学研究や研究者について議論と考察を重ね、今後の若手研究者の育成について討議しています。
2017年7月2日には日本財団ビルにて「宗教と科学」をテーマにセミナーを開催し、『科学と宗教 対立と融和のゆくえ』の出版(2018年4月25日)を行い、研究の成果を広めております。
■募集中■
▼受賞して中国においでよ!「@Japan わたしと中国」をテーマに作文を募集しております!
http://c.bme.jp/17/2626/160/XXXX
▼小中学生を対象にした夏休みワークショップを開催します!
http://c.bme.jp/17/2626/161/XXXX
■今月の科学川柳■
▼熱中症 クーラーつけすぎ 冷房病(神奈川県・ベンジャミンさん)
皆様からの科学川柳を募集しております。
投稿はこちらから
→http://c.bme.jp/17/2626/162/XXXX
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メール:soumu@jss.or.jp