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  • 2018/04/16 (Mon) 12:30
    【 育成文化醸成・育成力向上のヒント 2号 】言葉を育成の武器として使う

【 育成文化醸成・育成力向上のヒント 2号 】言葉を育成の武器として使う

2018/04/16 (Mon) 12:30
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育成文化醸成・育成力向上のヒント 2号  2018年4月16日

 「言葉を育成の武器として使う」    作者:武田 義昭  
  
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こんにちは。きづくネットワーク武田です。弊社は

 1.自己の育成(=成長)
 2.仲間の育成(=相互育成)
 3.組織の育成(=組織貢献)

を、全従業員が日々意識し、行動できる組織の構築支援を行うことで、人
材・組織が自然かつ継続的に成長し続ける状態をつくることをテーマにし
ています。
 
本メールマガジンは上記3点に関わる内容を月2回、お伝えして参ります。

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  言葉を育成の武器として使う
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あなたは、日頃のコミュニケーションで、どの「言葉」を繰りだすか、意
識することはあるだろうか?

評価に関わる人であれば、評価ミーティングを行う時などは、どう伝える
か、考えていることと思う。


今回は言葉の力についてお伝えする。


一昨年の日本経済新聞に、こんな記事があった。

全国に工場がある会社で、ある工場が生産改革に成功した他の工場から、
ノウハウを取り入れようと部下を視察に送り出した時の話だ。

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以下抜粋

初めは作業員に「新城に行って学んでこい」と出張を命じました。しかし
工場同士のライバル心もあります。プライドを傷つけられたのか、戻って
も「得るものはありませんでした」なんて報告があがってきました。
そこで今度は「新城式を盗んできてよ」と指示を変えました。人間は面白
いですよね。「学ぶ」は受け身ですが「盗む」だと能動的になる。自分た
ちが疑問に思ったことを積極的に質問するようになったのです。

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伝えたいことは同じだが、たった数文字変えただけで、アウトプットは比
べようがないくらい大きく変化している。

日常に置き換えてみると、こんな事例になるだろう。

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たまっていた書類の処理するように部下に指示した。かなりのボリューム
があり、一日で終えられないかもしれないが、終わらせる必要がある。
15時くらいに様子を見に行ったら、半分程完了していた。さて、それを見
て、どう声をかけるだろうか?

「まだ半分しか終わってないのか?これ終わらないと今日帰れないから、
 早く終わらせろよ」

「おー、半分まで終わったか。大変だっただろう?ありがとう。私も早く
 自分の仕事終わらせて手伝いにくるから、後少しがんばってな」

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伝えたいことは同じ「早くやれ」だが、残り半分の処理に取り組む部下の
モチベーションにもアウトプットにも差がでるだろうことが想像できる。



もう一つ、プライミング効果というものを紹介する。

『プライミング効果:脳科学や心理学で先行する刺激(プライマー)の処
 理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のこと』


2017年5月21日の東洋経済ONLINEにこんな実験の記事があった。

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以下抜粋

ニューヨーク大学のジョン・バルフ、マーク・チェン、ララ・バローズの
3人は、次のような実験を行いました。

彼らは実験協力者である大学生に、ランダムに並ぶ単語を使って文章を完
成させるテストを課しました。配られたテストには2種類あり、一方には、
「強引」「大胆」「無礼」「困らせる」「妨げる」「邪魔する」「侵害す
る」といった単語が並んでいたのに対して、もう一方には「尊敬する」
「思いやりのある」「感謝する」「我慢強く」「従う」「丁寧な」「礼儀
正しい」といった単語が並んでおり、それぞれにいずれか一方が渡されま
した。

学生たちは5分ほどのテストを終えたあと、次のような状況に直面したの
ですが、どちらのテストを受けたかで、その行動に驚くほどの違いが見ら
れたのです。

学生たちは、テストを終えたのち、廊下の先にある部屋にいって次の実験
担当者と話すよう指示を受けました。しかし彼らが部屋の前までいくと、
その担当者は他の学生の相手をするのに忙しく、話ができるような状況で
はありませんでした。(ちなみに、担当者もその担当者と話をしている学
生も仕込まれたサクラです。)

この状況でひとつ目の無礼な単語が含まれたテストを行った学生は、平均
5分程で2人の会話をさえぎったのに対して、もうひとつのお行儀がいい
単語のテストを行った学生の82%という圧倒的多数が10分経っても会話
をさえぎろうとしなかったのです。

プライミング効果が起こるのは、言葉による刺激が記憶の特性の部分を活
性化させ、それが人の認識や思考、そして行動に影響を与えるからだと考
えられています。

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ちょっと怖い話ではないか。


日経新聞の事例やこの実験の結果を見ると、言葉にどのくらい力があるか、
部下、後輩の行動や成長に影響を与えるかということがわかる。

「お前はダメだなー」「どうせ無理だよ」「大丈夫か?できるか?」

といった後ろ向きな言葉を日々浴びせられる場合と

「がんばったな」「きっとできるよ」「大丈夫!できる!」

といった前向きな言葉を日々浴びせられる場合では、考え方や行動はもち
ろん、成長度合も大きく異なるだろう。


(さて、あなたはどっちの言葉を浴びせる上司・先輩だろうか?)



言葉は武器になる、と認識して意図的に使う。これが育成には大事である。


慣れてない方は、リフレーミング(枠をとりはらって再構築する方法)と
いう方法でトレーニングしてみることをお勧めする。

例)
なんでできないんだ? → どうやったらできそう?
あきらめが早い → 切り替えが早い、くよくよしない、チャレンジ精神
あきらめが悪い → 一途な ・粘り強い・最後までやり通すことができる

ネットで「リフレーミング辞典」と検索すれば、いくらでも参考事例が出
てくる。



日々、どういう言葉を使えば、部下、後輩がよりモチベーション高く動け
るか。部下、後輩の考えや行動にいい影響を与えることができるか。


考える分、少し余計にコミュニケーションに時間がかかることになるが、
その分、はねかえってくる育成効果は数倍になることもあるだろう。



誰でも身に着けることができる、日常ですぐにできるテクニック。

育成のために、「ちょっと待てよ?」と、ほんの少しだけ言葉について
時間を使ってみてほしい。



では、また次回!

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 福岡商工会議所実務講座 登壇のお知らせ

 「部下の成長ステージに合わせた指導育成力向上研修」

  日程:5月9日(水)

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