★ぴあサポメルマガ5月号★ピアサポーターの原風景vol.1
2021/05/25 (Tue) 10:16
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ピアサポーターの原風景vol.1
―――――★ぴあサポメルマガ5月号★
「ピアサポーターの原風景」とは、ピアサポーターがピアサポーターになったきっかけ、やりたいことなどについて執筆する連載記事です。今回は、今年サポーター2年目となる学部3年の学生の記事です。
■目次■
1.1年次~ピアサポーター以前~
2.2年次~ピアサポーター始めました~
3.終わりに~ピアサポートルームで学んだこと~
◇◆◇―――――――――
1.1年次~ピアサポーター以前~
―――――――――◆◇◆
私がピアサポーターを知ったきっかけは1年生の夏に受講した「心身の実践科学」という授業です。ピアサポーターになるにはいくつかの方法があり、そのなかの1つが指定された授業の単位を取得することです。受講したこの授業がたまたま指定授業の1つで、そこで初めてピアサポートルームの活動を知りました。学内で働くことができるということで、興味深く感じました。しかし、そのときは授業やサークルが忙しかったので、すぐにはピアサポーターの申し込みをしませんでした。
ピアサポーターになろうと思ったのは1年次の1月頃です。大学のシステムから「ピアサポーター募集中」という内容のメールが届きました。大学初めの1年がおおよそ終わり、丁度何かアルバイトを始めようと思っていたので、早速申し込んでみました。面談と総括講義という事前の研修を経て、ついにピアサポーターになることができました。
こうして1年次の2月に、無事ピアサポーターになることができたのですが、1年生のうちはそこまで積極的にサポーターとして活動していたわけではありませんでした。ピアサポートルーム内の多くのチーム、多くの活動の拠点が本郷キャンパスであり、駒場所属の私としては行き慣れていなかったことがその理由です。私が本格的にピアサポーターとして活動するようになるのは2年次の4月以降になります。
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2.2年次~ピアサポーター始めました。~
―――――――◆◇◆
私のピアサポーターとしての活動は、新型コロナウイルス感染症抜きでは語れません。感染拡大によって授業が全てオンラインになり、サークルの活動も一時停止となった中で、ピアサポートルームの活動はオンラインでも継続されていたため、私はピアサポート活動に力を入れるようになりました。感染症は私の所属していたコミュニティを全て解体してしまいましたが、その空白を埋めてくれたのがピアサポートルームでした。もし、ピアサポーターになっていなかったら、人と交流できない時間の多さに孤独感を感じ、辛い思いをしていたかもしれません。
私がメインで活動しているチームは「駒場チーム」と「メルマガチーム」、「ストレスチェックチーム」の3つです。4月ごろに「駒場チーム」と「メルマガチーム」2つのチームでチームを主導する役割の「担当者」の募集がかかりました。未経験者でも大丈夫だということだったので、立候補しました。また、「ストレスチェックチーム」では、ミーティングに数回参加するうちに次期担当者にならないかと声がかかり、現在も担当者として活動しています。
ピアサポートルームでもオンラインでの活動は初めてだったということもあり、多くの新しい活動の企画・実施に携わることができました。例えば、駒場チームでは「あつまれ駒場の部屋」という、Zoom上でみんなで楽しめる「リレー小説」「専門用語しりとり」などのオンラインアクティビティを行いました。メルマガチームはその性質上オンラインでもオフラインとあまり変わらない活動ができ、私は主に文章の校正作業を行う「編集者」として多く活動しました。ストレスチェックチームでは「新型コロナウイルス感染症に関するストレスについてのアンケート」というアンケート調査を実施し、結果の分析・公表作業を行いました。この調査は「全国保健管理研究集会」という学会でも発表され、私は文系の学生ながら専門外の学会に出席するという面白い経験をすることができました。
もちろん、上記のメインで活動しているチーム以外の活動にも参加しました。例えばピアサポートルームが提供する授業に登壇し、ピアサポーターの活動を説明したり、ピアサポーターになるために受講が必要な「総括講義」での補助を行ったりしました。また、夏季の特別イベントである映画の上映会や、年度末に行われたピアサポートルームの活動報告会など単発イベントの企画運営も行いました。
ピアサポーターとしての仕事だけでなく、サポーター同士の交流会にも参加しました。ピアサポーターには、学部後期課程の方はもちろん院生の方や社会人経験者も多いので、前期課程だった私にとっては大変刺激的でした。また、ピアサポート活動に携わる他大の学生との交流もあります。例えば、静岡県立大学の学生団体「K-commu」さんとの交流会や、全国のピアサポーターの交流会「ぴあのわ」への参加も行いました。
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3.終わりに~ピアサポートルームで学んだこと~
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ピアサポーターの活動は単なるアルバイトを超えて、私にとってとても重要なものになりました。最後に、ピアサポートルームでの活動を通じ、私が特に印象的に思った点について触れたいと思います。
まず、ピアサポートルームの活動が学生主体である点です。ピアサポートルームの活動はバラエティに富んでいますが、これは学生が主体的にアイデアを出して活動できる環境が整っているからだと思います。私は今まで自分から新しい企画を立ち上げる機会が少なかったので、ピアサポーターとしての活動は非常に刺激的でした。経験があまりない人でも、ピアサポートルームでは先生方やサポーターのアドバイスを受けることができるので、やりたいことを実現できると思います。もちろん、自分で活動を企画したいとは思わないという人も広報など様々な活動をすることができます。
また、ピアサポートルームに所属している学生のバックグラウンドが多様である点も印象的でした。ピアサポートルームには1年生から院生の方まで幅広い学年、専門の方が所属しています。サークルやクラスでの交流では関わることのない人と出会うことができるので、色々なことを知ることができます。
そして、ピアサポートルームには学生の手助けをしたいという方が集まっているので、サポーター内での助け合いも多く行われています。クラスやサークルの人には相談できないけれどピアサポートルーム内では相談できる悩みも多くあり、普段からピアサポーターに助けられています。
2020年度は、対面での交流が激減しましたが、ピアサポートルームをはじめ多くの新しいことに挑戦し、とても楽しい一年を過ごすことができました。今年度は後期課程に進学し、勉強量や授業時間が増えたため、ピアサポーターとしての活動時間は減ってしまいました。しかし、自分の負担にならないペースでピアサポート活動を続けていきたいと思います。
【筆者紹介】
・文学部人文学科美術史学専修課程 3年
・美味しいお茶を飲むのが好きです
【ピアサポートルームのWebサイト/Twitterの紹介】
活動カレンダーや活動内容が載っています。ぜひアクセス&フォローしてください!
☆Webサイト:http://ut-psr.net/
☆Twitter:https://twitter.com/utpsr
【ご意見、ご感想をお待ちしています】
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東京大学相談支援研究開発センターピアサポートルーム(PSR)
[学生の作るWEBサイト] https://ut-psr.net/
[学生Email] mail@utpsr.net
[PSR WEBサイト] https://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/psr/
[PSR Email] dcs-peer.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
[PSR Tel] 080-9410-0093
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ピアサポーターの原風景vol.1
―――――★ぴあサポメルマガ5月号★
「ピアサポーターの原風景」とは、ピアサポーターがピアサポーターになったきっかけ、やりたいことなどについて執筆する連載記事です。今回は、今年サポーター2年目となる学部3年の学生の記事です。
■目次■
1.1年次~ピアサポーター以前~
2.2年次~ピアサポーター始めました~
3.終わりに~ピアサポートルームで学んだこと~
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1.1年次~ピアサポーター以前~
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私がピアサポーターを知ったきっかけは1年生の夏に受講した「心身の実践科学」という授業です。ピアサポーターになるにはいくつかの方法があり、そのなかの1つが指定された授業の単位を取得することです。受講したこの授業がたまたま指定授業の1つで、そこで初めてピアサポートルームの活動を知りました。学内で働くことができるということで、興味深く感じました。しかし、そのときは授業やサークルが忙しかったので、すぐにはピアサポーターの申し込みをしませんでした。
ピアサポーターになろうと思ったのは1年次の1月頃です。大学のシステムから「ピアサポーター募集中」という内容のメールが届きました。大学初めの1年がおおよそ終わり、丁度何かアルバイトを始めようと思っていたので、早速申し込んでみました。面談と総括講義という事前の研修を経て、ついにピアサポーターになることができました。
こうして1年次の2月に、無事ピアサポーターになることができたのですが、1年生のうちはそこまで積極的にサポーターとして活動していたわけではありませんでした。ピアサポートルーム内の多くのチーム、多くの活動の拠点が本郷キャンパスであり、駒場所属の私としては行き慣れていなかったことがその理由です。私が本格的にピアサポーターとして活動するようになるのは2年次の4月以降になります。
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2.2年次~ピアサポーター始めました。~
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私のピアサポーターとしての活動は、新型コロナウイルス感染症抜きでは語れません。感染拡大によって授業が全てオンラインになり、サークルの活動も一時停止となった中で、ピアサポートルームの活動はオンラインでも継続されていたため、私はピアサポート活動に力を入れるようになりました。感染症は私の所属していたコミュニティを全て解体してしまいましたが、その空白を埋めてくれたのがピアサポートルームでした。もし、ピアサポーターになっていなかったら、人と交流できない時間の多さに孤独感を感じ、辛い思いをしていたかもしれません。
私がメインで活動しているチームは「駒場チーム」と「メルマガチーム」、「ストレスチェックチーム」の3つです。4月ごろに「駒場チーム」と「メルマガチーム」2つのチームでチームを主導する役割の「担当者」の募集がかかりました。未経験者でも大丈夫だということだったので、立候補しました。また、「ストレスチェックチーム」では、ミーティングに数回参加するうちに次期担当者にならないかと声がかかり、現在も担当者として活動しています。
ピアサポートルームでもオンラインでの活動は初めてだったということもあり、多くの新しい活動の企画・実施に携わることができました。例えば、駒場チームでは「あつまれ駒場の部屋」という、Zoom上でみんなで楽しめる「リレー小説」「専門用語しりとり」などのオンラインアクティビティを行いました。メルマガチームはその性質上オンラインでもオフラインとあまり変わらない活動ができ、私は主に文章の校正作業を行う「編集者」として多く活動しました。ストレスチェックチームでは「新型コロナウイルス感染症に関するストレスについてのアンケート」というアンケート調査を実施し、結果の分析・公表作業を行いました。この調査は「全国保健管理研究集会」という学会でも発表され、私は文系の学生ながら専門外の学会に出席するという面白い経験をすることができました。
もちろん、上記のメインで活動しているチーム以外の活動にも参加しました。例えばピアサポートルームが提供する授業に登壇し、ピアサポーターの活動を説明したり、ピアサポーターになるために受講が必要な「総括講義」での補助を行ったりしました。また、夏季の特別イベントである映画の上映会や、年度末に行われたピアサポートルームの活動報告会など単発イベントの企画運営も行いました。
ピアサポーターとしての仕事だけでなく、サポーター同士の交流会にも参加しました。ピアサポーターには、学部後期課程の方はもちろん院生の方や社会人経験者も多いので、前期課程だった私にとっては大変刺激的でした。また、ピアサポート活動に携わる他大の学生との交流もあります。例えば、静岡県立大学の学生団体「K-commu」さんとの交流会や、全国のピアサポーターの交流会「ぴあのわ」への参加も行いました。
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3.終わりに~ピアサポートルームで学んだこと~
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ピアサポーターの活動は単なるアルバイトを超えて、私にとってとても重要なものになりました。最後に、ピアサポートルームでの活動を通じ、私が特に印象的に思った点について触れたいと思います。
まず、ピアサポートルームの活動が学生主体である点です。ピアサポートルームの活動はバラエティに富んでいますが、これは学生が主体的にアイデアを出して活動できる環境が整っているからだと思います。私は今まで自分から新しい企画を立ち上げる機会が少なかったので、ピアサポーターとしての活動は非常に刺激的でした。経験があまりない人でも、ピアサポートルームでは先生方やサポーターのアドバイスを受けることができるので、やりたいことを実現できると思います。もちろん、自分で活動を企画したいとは思わないという人も広報など様々な活動をすることができます。
また、ピアサポートルームに所属している学生のバックグラウンドが多様である点も印象的でした。ピアサポートルームには1年生から院生の方まで幅広い学年、専門の方が所属しています。サークルやクラスでの交流では関わることのない人と出会うことができるので、色々なことを知ることができます。
そして、ピアサポートルームには学生の手助けをしたいという方が集まっているので、サポーター内での助け合いも多く行われています。クラスやサークルの人には相談できないけれどピアサポートルーム内では相談できる悩みも多くあり、普段からピアサポーターに助けられています。
2020年度は、対面での交流が激減しましたが、ピアサポートルームをはじめ多くの新しいことに挑戦し、とても楽しい一年を過ごすことができました。今年度は後期課程に進学し、勉強量や授業時間が増えたため、ピアサポーターとしての活動時間は減ってしまいました。しかし、自分の負担にならないペースでピアサポート活動を続けていきたいと思います。
【筆者紹介】
・文学部人文学科美術史学専修課程 3年
・美味しいお茶を飲むのが好きです
【ピアサポートルームのWebサイト/Twitterの紹介】
活動カレンダーや活動内容が載っています。ぜひアクセス&フォローしてください!
☆Webサイト:http://ut-psr.net/
☆Twitter:https://twitter.com/utpsr
【ご意見、ご感想をお待ちしています】
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東京大学相談支援研究開発センターピアサポートルーム(PSR)
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[PSR Email] dcs-peer.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
[PSR Tel] 080-9410-0093
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