ぴあサポメルマガ8月号【進学選択のヒント】
2017/08/23 (Wed) 12:30
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進学選択のヒント
~いろんな居場所を探してみよう~
―――――★ぴあサポメルマガ8月号★
3年生から進学する学部を考えるにあたって、どうやって選んだら良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。すでに学部を決めている方でも、「本当にこれで良いのかな」と、なんとなくもやもやした思いを抱えている人もいるかもしれません。
そこで今回は、進学選択についてどのような心構えで臨んだらよいか、また進学先以外でどのような可能性が探せるか、考えてみました。筆者は今年の3月に文学部を卒業したあと、4月から公共政策大学院に在籍しています。私自身の経験が少しでも参考になればと思い、今回のメールマガジンをお送りします。
■目次■
1.進学した場所でめいっぱい楽しむ覚悟を!
2.なるべく具体的な学習・研究内容を知ろう
3.複数の居場所を探してみよう
4.さいごに:各種プログラム紹介
◆◇1.進学した場所でめいっぱい楽しむ覚悟を!◇◆
「進学選択」というくらいですから、確かに選択肢はいろいろあります。けれども、自分が最終的に進学するのはひとつだけ。「進学する先はどんな世界なのか、そこで何が私を待ち受けているか、全ては分からないけど、予測がつかないところも含めて全力で楽しもう!」という気持ちを持つことが最終的には重要ですね。
そんな覚悟を固めるためには、どこに進学するのが自分に合っているのか、たくさん選べる駒場生のうちに、なるべく詳しく探っていく必要がありそうです。
◆◇2.なるべく具体的な学習・研究内容を知ろう◇◆
まだ少し先の話になるかもしれませんが、学部3・4年では、卒業後の進路について考え、進学あるいは就職に向けての準備をしながら勉強・研究を深めることになります。「卒業したら私はこうなりたい」というイメージを探しつつ、進学先を考えなくてはなりません。
学科・専修課程ごとにガイダンスや授業見学の機会があると思いますので、積極的に利用してみましょう。卒業後の進路についての話もあると思いますので、ぜひ自分の将来なりたい姿を想像してみて下さい。これまで多くの人が通ってきたのと同じ道を選ぶ必要はないかもしれませんが、自分なりの見通しを持つきっかけになるでしょう。
また、興味のある学科・専修課程の教授の本を読んでみたり、講演会に足を運んでみたりするのもおすすめです。尊敬できる先生がいることは勉強や研究の大きなモチベーションになります。理系の学部ならどんな研究室があるのか、文系の学部ならどんなゼミがあるのか、といった具体的なイメージを持ってみることも、考えるヒントになるでしょう。
◆◇3.複数の居場所を探してみよう◇◆
とはいえ、将来なりたい自分像と、進学したい学部で得られるものがいつも一致するとは限りません。例えば、卒業後に就職して社会に出るために法律や経済などの知識を身につけたいけれど、同時に文学や芸術にも興味はある、どちらに進学したら良いか迷ってしまう……ということもあるでしょう。
そのような場合におすすめしたいのは、進学した後に、自分の所属学部のネットワーク以外にも広がりを持てるように、色々な学部・研究室の授業やゼミに顔を出してみるということです。
私自身、昨年度まで文学部に所属していましたが、法学部の授業をいくつか受講したことがあり、文学部と法学部の違いを実感しました。法学部の授業で、ものごとの全体を俯瞰し体系化するための理論を学んだことは本当に貴重な体験でした(具体的には、行政学、政治学、法哲学を受講しました)。学期末試験の雰囲気が大きく異なるところも新鮮でした。
ふだんの所属とは全然違うところに身を置くと、同じ大学の違った側面が見えてきます。どこに進学するにせよ、時間の許す限り、様々な空間に足を運んでみると良いのではないでしょうか。
授業・ゼミ以外にも、体験活動プログラムでの課外活動や、短期・中長期の留学制度、あるいは情報学環教育部の研究生制度など、所属学部に関係なく様々なプログラムが開講されています。
どの学部・研究室に進学することになっても、そしてそれが仮に自分の期待していたものとは少し違っていたとしても、色々なところに新しい可能性があるはずです。ぜひ、勇気を出して新しい世界に飛び込んでみてください。
◆◇4.さいごに:各種プログラム紹介◇◆
下記のリンクは、全学向けに提供されているプログラムの一例です。他にも色々あると思いますので、ぜひ探してみてください。
これから後期課程に進学する皆さんが、一人ひとり納得のいく進学選択ができることを、心からお祈りしています!
・リベラル・アーツ・プログラム(国内・海外)
教養教育高度化機構が主催する、南京大学との交流プログラムです。
http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/ja/
・体験活動プログラム(国内・海外)
国内外を問わず様々な課外活動に参加できます。院内学級・農業体験・国際交流など多数。
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/h19_j.html
・フィールドスタディ型政策協働プログラム
地域活性化のために、実際に現地に足を運んで具体的な政策を提案します。
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/h002_j.html
・情報学環教育部研究生
「情報」をキーワードに分離越境的な授業が開講されています。東京大学の学生だけでなく、他大学の学生や社会人も出願が可能です。
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/education/courses/undergrad
【筆者紹介】
公共政策大学院国際公共政策コース専門職学位課程1年(修士1年)在学中。3月に文学部歴史文化学科を卒業しました。慣れない英語での授業に苦戦していますが、多様なバックグラウンドを持つ友人たちに助けられて、新鮮な思いで勉強しています。
【ピアサポートルームのWebサイト/Twitterの紹介】
活動カレンダーや活動内容が載っています。ぜひアクセス&フォローしてください!
☆Webサイト:http://ut-psr.net/
★メルマガのバックナンバーはこちら:http://ut-psr.net/activity/mail-magazine/
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【ご意見、ご感想をお待ちしています】
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までご意見ご感想をどしどしお寄せください!
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東京大学学生相談ネットワーク本部ピアサポートルーム
[WEB] http://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/psr/
[学生の作るWEBサイト] http://ut-psr.net/
[Email] mail@utpsr.net [Tel] 03-5841-2632
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進学選択のヒント
~いろんな居場所を探してみよう~
―――――★ぴあサポメルマガ8月号★
3年生から進学する学部を考えるにあたって、どうやって選んだら良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。すでに学部を決めている方でも、「本当にこれで良いのかな」と、なんとなくもやもやした思いを抱えている人もいるかもしれません。
そこで今回は、進学選択についてどのような心構えで臨んだらよいか、また進学先以外でどのような可能性が探せるか、考えてみました。筆者は今年の3月に文学部を卒業したあと、4月から公共政策大学院に在籍しています。私自身の経験が少しでも参考になればと思い、今回のメールマガジンをお送りします。
■目次■
1.進学した場所でめいっぱい楽しむ覚悟を!
2.なるべく具体的な学習・研究内容を知ろう
3.複数の居場所を探してみよう
4.さいごに:各種プログラム紹介
◆◇1.進学した場所でめいっぱい楽しむ覚悟を!◇◆
「進学選択」というくらいですから、確かに選択肢はいろいろあります。けれども、自分が最終的に進学するのはひとつだけ。「進学する先はどんな世界なのか、そこで何が私を待ち受けているか、全ては分からないけど、予測がつかないところも含めて全力で楽しもう!」という気持ちを持つことが最終的には重要ですね。
そんな覚悟を固めるためには、どこに進学するのが自分に合っているのか、たくさん選べる駒場生のうちに、なるべく詳しく探っていく必要がありそうです。
◆◇2.なるべく具体的な学習・研究内容を知ろう◇◆
まだ少し先の話になるかもしれませんが、学部3・4年では、卒業後の進路について考え、進学あるいは就職に向けての準備をしながら勉強・研究を深めることになります。「卒業したら私はこうなりたい」というイメージを探しつつ、進学先を考えなくてはなりません。
学科・専修課程ごとにガイダンスや授業見学の機会があると思いますので、積極的に利用してみましょう。卒業後の進路についての話もあると思いますので、ぜひ自分の将来なりたい姿を想像してみて下さい。これまで多くの人が通ってきたのと同じ道を選ぶ必要はないかもしれませんが、自分なりの見通しを持つきっかけになるでしょう。
また、興味のある学科・専修課程の教授の本を読んでみたり、講演会に足を運んでみたりするのもおすすめです。尊敬できる先生がいることは勉強や研究の大きなモチベーションになります。理系の学部ならどんな研究室があるのか、文系の学部ならどんなゼミがあるのか、といった具体的なイメージを持ってみることも、考えるヒントになるでしょう。
◆◇3.複数の居場所を探してみよう◇◆
とはいえ、将来なりたい自分像と、進学したい学部で得られるものがいつも一致するとは限りません。例えば、卒業後に就職して社会に出るために法律や経済などの知識を身につけたいけれど、同時に文学や芸術にも興味はある、どちらに進学したら良いか迷ってしまう……ということもあるでしょう。
そのような場合におすすめしたいのは、進学した後に、自分の所属学部のネットワーク以外にも広がりを持てるように、色々な学部・研究室の授業やゼミに顔を出してみるということです。
私自身、昨年度まで文学部に所属していましたが、法学部の授業をいくつか受講したことがあり、文学部と法学部の違いを実感しました。法学部の授業で、ものごとの全体を俯瞰し体系化するための理論を学んだことは本当に貴重な体験でした(具体的には、行政学、政治学、法哲学を受講しました)。学期末試験の雰囲気が大きく異なるところも新鮮でした。
ふだんの所属とは全然違うところに身を置くと、同じ大学の違った側面が見えてきます。どこに進学するにせよ、時間の許す限り、様々な空間に足を運んでみると良いのではないでしょうか。
授業・ゼミ以外にも、体験活動プログラムでの課外活動や、短期・中長期の留学制度、あるいは情報学環教育部の研究生制度など、所属学部に関係なく様々なプログラムが開講されています。
どの学部・研究室に進学することになっても、そしてそれが仮に自分の期待していたものとは少し違っていたとしても、色々なところに新しい可能性があるはずです。ぜひ、勇気を出して新しい世界に飛び込んでみてください。
◆◇4.さいごに:各種プログラム紹介◇◆
下記のリンクは、全学向けに提供されているプログラムの一例です。他にも色々あると思いますので、ぜひ探してみてください。
これから後期課程に進学する皆さんが、一人ひとり納得のいく進学選択ができることを、心からお祈りしています!
・リベラル・アーツ・プログラム(国内・海外)
教養教育高度化機構が主催する、南京大学との交流プログラムです。
http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/ja/
・体験活動プログラム(国内・海外)
国内外を問わず様々な課外活動に参加できます。院内学級・農業体験・国際交流など多数。
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/h19_j.html
・フィールドスタディ型政策協働プログラム
地域活性化のために、実際に現地に足を運んで具体的な政策を提案します。
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/h002_j.html
・情報学環教育部研究生
「情報」をキーワードに分離越境的な授業が開講されています。東京大学の学生だけでなく、他大学の学生や社会人も出願が可能です。
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/education/courses/undergrad
【筆者紹介】
公共政策大学院国際公共政策コース専門職学位課程1年(修士1年)在学中。3月に文学部歴史文化学科を卒業しました。慣れない英語での授業に苦戦していますが、多様なバックグラウンドを持つ友人たちに助けられて、新鮮な思いで勉強しています。
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